STANDARD VX-7のtips

　VX-7は、2002年春に発売されたバーテックススタンダード社の新型ハンディトランシーバーである。

　50・144・430MHzの3バンド対応で、専用リチウム電池により携帯時にも5W送信が可能。加えて、0.5～999MHzのワイドバンド受信機能がついている。アマチュアバンド受信部とワイドバンド受信部は、完全に独立した構成なので、2波同時受信もできる。

　ところで、アマチュア無線家個人のWebサイトには、必ずと言っていいほど鉄道関係のページがある。
　思うに、アマチュア無線家群と鉄道ファン群は、その相当部分がオーバーラップしてるのではないか。無論、私もそのクチだけれど、当然、鉄道旅行のお供にハンディ機...という方も少なくないであろう。
　列車に乗っている間も無線機にかじりついているような人はあまりいないと思うが、万一、列車が遅れたときなどは、飛び交う列車無線の内容は、貴重な情報源である。
　バーテックススタンダード社の着眼は鋭く、VX-7の受信部にはJR Bタイプ列車無線の空線信号キャンセラまで装備されているのである。

　"初モノ"(初期ロット)を購入するとロクなことがないのはこの世界の常識だが、私はコロッと陥落してしまい、久しぶりで新品無線機を買ってしまうハメになった。