リセット

リセット

全リセット

 各種設定・メモリ内容等を含めて、無線機を完全に初期化する。

1) 無線機の電源を切る。
2) [BAND] + [V/M] + [4] を押しながら電源on。
3) "PUSH F KEY!"の表示が出るので、[F]を押す。
4) 3)で、[F]以外のキーを押すと、リセットを中止できる。

セットモードリセット

 セットモードのパラメータを初期化する。メモリ内容は保存される。

1) 無線機の電源を切る。
2) [BAND] + [V/M] を押しながら電源on。
3) "PUSH F KEY!"の表示が出るので、[F]を押す。
4) 3)で、[F]以外のキーを押すと、リセットを中止できる。

全リセット("歯抜け"受信解除/設定)

 いわゆる"受信改造"を行ったあとに必要になる操作で、無線機を完全に初期化するとともに、一部周波数(253.0000〜275.9875MHz・380.0000〜381.9875MHz・412.0000〜415.9875MHz・810.0000〜845.9875MHz・860.0000〜900.9875MHz・915.0000〜960.9875MHz)の受信ブロックをon/offする。(トグル動作)

1) 無線機の電源を切る。
2) [MONI] + [V/M] + [○] を押しながら電源on。
3) "PUSH F KEY!"の表示が出るので、[F]を押す。
4) 3)で、[F]以外のキーを押すと、リセットを中止できる。

その他の設定

 マイクロプロセッサ内蔵機器特有の、"特定のキーを押しながら電源on"で設定できる項目は、つぎのようなものがある。他にもいわゆる"隠しコマンド"があるかも知れない。

メモリーオンリーモード

 メモリモードだけで運用するモード。キーロック機能と合わせて使うと、あたかも固定チャネル式のトランシーバのように使える。設定はトグル式になっており、メモリーオンリーモードを解除するには下記の操作をもう一度行う。

1) モノバンド受信状態で無線機の電源を切る。
2) [BAND]を押しながら電源on。

インターネットキー

 マイキー([○]、キーボード左下隅のキー)の動作を"インターネットキー"に変更する。設定はトグル式になっており、下記の操作をもう一度行うとマイキーに戻る。
 "インターネットキー"は、将来、"インターネット等を接続する機能を動作させる"ためにあるらしい。アマチュア無線とインターネットの接続というのは、要するに互いに離れた2局のレピータをインターネットで結び、音声をパケット伝送することによって、安価に広域無線電話ネットワークを構築するもののようだ。

1) [○]を押しながら電源on。

クローン機能

 無線機の設定やメモリ内容を同一の他の無線機にコピーする機能で、手順は以下のとおり。

1) まず、マイクアダプター(CT-91)2つと自作のクローンケーブルを準備する。クローンケーブルは、両端に2.5φステレオプラグがついたコードで、最先端のチップを除く2極を相互に結線したものである。
2) "送り側"・"受け側"双方のVX-7の電源を切る。
3) 双方の無線機のMIC/SP端子にそれぞれCT-91を接続し、CT-91のマイクジャックどうしを前述のコードで接続する。
4) [MON]を押しながら電源on。("送り側"・"受け側"双方)
5) "CLONE"と表示される。
6) "受け側"の[V/M]を押下。
7) "送り側"の[BAND]を押下。
8) データコピーが開始されると、"送り側"には"CLONE TX"が、"受け側"には"CLONE RX"が表示される。
9) データコピーが終了すると、"受け側"は通常モードに戻る。"送り側"は"CLONE TX"が表示されたままである。
10) "送り側"・"受け側"双方のVX-7の電源を切り、ケーブルを外す。
11) データコピー中に"CLONE ERROR"が表示された場合は、最初からやりなおす。

 外部のパソコンでVX-7のメモリ編集を行うとすれば、この"クローン機能"を利用することになるであろう。クローン動作時に2台のVX-7でやりとりされるデータフォーマットを解析してくださる方はいらっしゃらないであろうか。

※クローン機能を利用したVX-7のメモリ内容SAVE/LOAD実験については、こちら

注意

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2002年8月18日 制作 2002年9月29日 修正