VX-7には、書き換え可能なメモリのほかに、テレビ放送や主要な放送局の周波数を記録した固定メモリがある。
1) [F] + [3]
2) DIALつまみを回すと、テレビ放送(1ch〜62ch)を選択できる。
3) [V/M]を押すと、テレビ放送受信終了。
TV専用メモリーが呼び出された状態で、[F] + [1]を押下すると、全チャンネルを受信し、信号がなかった(スケルチが開かなかった)チャンネルは表示されないように設定される。
単にスケルチの開閉だけで受信の可否を判定しているので、あらかじめスケルチレベルを適当な状態にセットする必要がある。信号がないチャンネルを受信している状態で、[F] + [V/M]に続いて[MON]を押すと、以降、そのチャンネルはスキップされる。
全チャンネルを受信できるようにする(スキップを解除する)場合は、W-FMのスケルチレベルを0(開放)にセットして[F] + [1]を押せばよい。(当然と言えば当然だけれど...)
1) MAINバンドのモノ受信状態にする。
2) [F] + [9]
3) 特殊メモリーに切り替わるので、DIALつまみを回して"5 放送"を選択する。
4) [F] + [9]
5) DIALつまみを回して、希望の放送局を選択する。周波数表示が倍角になっているときは、[F] + {MAIN]または[F]
+ {SUB]で普通表示となり、局名が表示されるようになる。
1) [F] + [9]
2) 特殊メモリーに切り替わるので、DIALつまみを回して"5 OFF"を選択する。
3) [F] + [9]
上記からもわかるように、放送局メモリーは特殊メモリーの1つであり、呼び出しに若干の手間がかかるのが欠点だ。記憶されているのは、主要な短波放送と国内主要都市の中波放送・FM放送・テレビ放送である。
1) MAINバンドのモノ受信状態にする。
2) [F] + [9]
3) 特殊メモリーに切り替わるので、DIALつまみを回して"6 鉄道無線"を選択する。
4) [F] + [9]
5) DIALつまみを回して、希望のチャネルを選択する。
1) [F] + [9]
2) 特殊メモリーに切り替わるので、DIALつまみを回して"5 OFF"を選択する。
3) [F] + [9]
記憶されているのは、JR Bタイプ列車無線ch1〜ch8(列車側周波数を含む)とCタイプ乗務員無線3チャネル(下り・上り・入換)である。
JR Bタイプ専用の空線信号キャンセラを装備する以上、その周波数もメモリしておこうという主旨であろうが、呼び出しにやたら手間がかかるので、実用性は乏しい。"鉄ちゃん無線家"ならば、こんあ余計なことをしてくれなくても、B・Cタイプ無線の周波数のほか、新幹線構内無線と接近警報あたりを真っ先にメモリするのは当然だと思う。
いわゆる"Bタイプ"、"Cタイプ"と称する鉄道無線については、"鉄チャン無線家"諸氏が詳細を解説されておられるので、ここでは少々マニアックな情報をお伝えしたい。
電子閉塞を導入した区間を乗車される際は、Bタイプ8chの列車側周波数を受信してみることをオススメする。check in - check out方式の電子閉塞の仕組みが理解できるであろう。とくに交換可能駅に到着する際の閉塞解除のやりとりはなかなか興味深いものがある。
左:電子閉塞 車載器 弁当箱大の黒い箱。マイクがついていないのでそれらしくないが、立派な無線機である。 写真は、JR九州・大村線で使用されている電子閉塞車載器の例。無線機としての識別信号(呼出名称)は、"九鉄閉塞早岐4"だが、運転上は"K022"というIDが与えられており、運転士の携行する運転時刻表にも明記されている。(2002年7月・JR大村線早岐駅で撮影) |
ここに記載された情報は、私が独自に収集したものです。内容の正確性については保証しません。あなたの自己責任でご利用ください。 |
Copyright by Heian Software Engineering (C)H.S.E.
2002 Allrights reserved.
2002年7月3日 制作 2002年7月13日 修正