2006年2月に開催された兵庫県環境審議会温泉部会の審議結果がネット上に公開された。

　(株)USRなる会社が掘削許可を得た神戸市中央区の土地は、前回(2005年8月)に(株)リキコーポレーションに対して許可が出た場所と至近距離だ。両者の関係は不明である。
　神戸マリンホテルズ(株)は、神戸市も出資する第三セクター。須磨区東舞子町で、『シーサイドホテル舞子ビラ神戸』経営している。経営状況があまり芳しくないという情報もあるが、温泉で起死回生をはかるつもりなのだろうか。
　(株)キナンは、和歌山県新宮市に本拠を置く重機リース会社で、西宮市で『鳴尾浜温泉熊野の郷』を経営している。この5月、三田フラワータウン内にあった温浴施設『さんだネスパ』を譲り受け、『三田温泉熊野の郷』としてオープンさせたばかり。今回掘削許可を受けた場所は、『三田温泉熊野の郷』の所在地そのものであり、新たな源泉を掘ると思われる。

　神鋼ケアライフ(株)が掘削していた神戸市東灘区の温泉は、やはり介護付き有料老人ホームのようで、この6月にも入居が始まる。
　昨年、足湯ができた芦屋市海洋町の温泉は、本格的な利用計画が決まったとみえる。どんな施設ができるのか、今から楽しみである。

(2006年5月19日)

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　しばらく更新をさぼっていたら、2006年8月に開催された兵庫県環境審議会温泉部会の審議結果がネット上に公開されていた。

　(株)関西都市居住サービスは、近畿一円でショッピングセンターなどの開発・管理を行っている会社のようだ。今回、温泉掘削の許可を受けたのは、神戸電鉄岡場駅前のエコール･リラというショッピングセンターがある場所である。

　社会福祉法人あかねは、姫路市を中心に老人福祉施設を運営している。姫路市書写には、杣緑というなまえのデイサービス施設を所有するようなので、そこで温泉を利用する計画なのであろう。一般の温泉ファンがその湯を賞味できる可能性は小さい。

　医療法人尚和会は、宝塚市にある医療法人。病院のほか、老健施設などを手がけている。これも、一般の温泉ファンには縁の遠い施設であろう。

　日本毛織(株)が許可を得た加古川市内の土地は、恐らくはニッケパークタウンのある場所。工場跡の再開発事業だと思うが、これは温浴施設ができる可能性が大いにある。

　(株)瀬戸内でネット検索をかけると、愛媛県今治市に本社を置く測量・建設コンサルタント会社がHitするが、今回温泉掘削の許可を得た会社と同一か否かは不明だ。

　大栄開発(株)が許可を得た明石市大蔵海岸通には、スーパー銭湯「龍の湯」がある。公式サイトには、2006年12月に温泉を掘り当てたという記述があるから間違いなかろう。2007年3月に温泉を導入するとのことだから、次回は動力装置の許可を貰うに違いない。

(2007年2月9日)