HATなぎさの湯


なぎさDining

 阪神淡路大震災10周年を前に、HAT神戸(東部新都心計画)地区内に完成した日帰り入浴施設。

 真新しい高層住宅や防災センター、総合病院などが整然と建ち並ぶ一角に、洒落た2階建ての建物がある。
 内外装ともに決して豪華ではないが、いかにも神戸らしい洗練されたセンスが感じられる施設である。

 券売機はなく、ホテルのようなフロントで、入浴料と引き換えにロッカーキーを貰う。

 浴室は2階。内湯はシンプルなタイル張りで、サウナや水風呂のほか、小さめの薬湯もある。
 地下752mから汲みだす含食塩重曹泉は、露天風呂でのみで使用されている。日が暮れてから訪問したので色の正確な観察はできなかったが、恐らくは淡褐色の濁り湯で、わずかに特有の鉱物臭がある。口に含むとかすかな塩味がした。
 都会のど真ん中にある露天風呂だから、当然高い目隠しが設けられている。しかし、これが鎧戸のような構造になっているので、そのすき間から、名前のとおり、神戸港内の"なぎさ"を見ることができる。昼間なら、きっと爽快な入浴が楽しめると思う。

 フロント脇にある"なぎさDining"は、ちょっとお洒落な食堂である。
 カレーや麺類、丼もの、アルコールに酒の肴といったおなじみの献立だが、どれもひとひねししたオリジナル料理で、目にも艶やかだ。数品試食してみたが、値段以上の価値はあると思う。なお、最後にフロントで精算するまで、何度でも入浴可能である。

 フィットネスクラブや障害者用の浴場も併設。

 場所柄か、仕事帰りにひと汗流す or ひと風呂浴びているとお見受けする若い人も多かった。

お気に入り指数:★★★☆☆

施設DATA
温泉名 HATなぎさの湯
施設名 HATなぎさの湯
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-3-3(→地図)
電話番号 078-231-4126
公式・参考サイト HATなぎさの湯
営業時間 10:00〜26:00(最終受付 25:00、無休)
料金 大人:700円、小人:400円、幼児:250円
無料の備品 ボディーソープ・シャンプー・鍵つきロッカー・ドライヤー
浴場施設 内湯、サウナ、水風呂、露天風呂、ジャグジーなど
駐車 可能(3時間(土日祝日は2時間)まで無料)
入浴日 2005年3月17日
備考 <0117>

温泉DATA
源泉名 なぎさの湯(湧出地:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通一丁目3-1の一部)
泉質 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉[低張性-中性-温泉]
泉温 35.9℃(気温:23.0℃)
湧出量 ---L/min
知覚的試験 微弱黄褐色、微混濁、硫化水素臭、塩味、金気味
pH値 7.2
ラドン ---×10-10キュリー
密度 0.9996g/cm3(20℃)
蒸発残留物 1.38g/Kg(130℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 1.826g/Kg
分析年月日 2004年5月31日
情報源 ロビーの掲示
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
ナトリウムイオン 472.2
カリウムイオン 9.7
マグネシウムイオン 21.7
カルシウムイオン 25.6
亜鉛イオン <0.1
マンガンイオン <0.1
リチウムイオン <0.1
ストロンチウムイオン 0.3
バリウムイオン 0.4
アンモニウムイオン 12.7
アルミニウムイオン 0.4
鉄(II)イオン 2.1
鉄(III)イオン <0.1
陽イオン合計 545.1
陰イオン mg
フッ素イオン 0.2
塩素イオン 398.8
臭素イオン 2.4
ヨウ素イオン <0.1
硫化水素イオン <0.1
硫酸イオン 0.7
炭酸水素イオン 778.5
炭酸イオン 0.9
水酸化物イオン <0.1
ヒドロリン酸イオン 4.8
チオ硫酸イオン <0.1
メタ亜ヒ酸 <0.1
陰イオン合計 1186

非解離成分 mg
メタケイ酸 76.6
メタホウ酸 18.1
非解離成分合計 94.7
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 65.8
遊離硫化水素 <0.1
溶存ガス成分合計 65.8

 


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制作:2005年3月17日 修正:2005年4月12日