これから見に行く方に

 貨物列車時刻表などによれば、2008年3月のダイヤ改正の時点で、富田-四日市間には、1日5往復の専用貨物列車が設定されている。

 四日市駅に着いた専用貨物列車は、太平洋セメント(株)の荷役施設に向けてすぐに発車。末広橋梁を渡り、小ヤードに到着する。

 ここで貨車を解放、太平洋セメント(株)の構内入換専用機関車に貨車を引き継いだあと、こんどは空車の貨車を連結し、四日市駅に引き返す。

 小ヤードでの作業時間は10分程度なので、末広橋梁を渡った列車は、十数分で再び末広橋梁上に姿を現す計算だ。

 貨物列車のダイヤと現地の看板(左)を総合すると、だいたい下表のようなスケジュールで作業が行われるようだ。

列車番号 富田発 四日市着 四日市発 (末広橋梁) 四日市港
作業時間
(末広橋梁) 列車番号 四日市発 富田着
6361 06:42 06:51 06:53 07:07〜07:15 6360 07:59 08:08
5363 09:43 09:53 09:58 10:03〜10:11 5362 10:54 11:03
5365 12:29 12:38 12:45 12:49〜12:57 5364 13:29 13:38
5367 14:29 14:38 14:50 14:55〜15:03 5366 15:30 15:38
6369 16:40 16:50 16:52 17:10〜17:18 6368 17:54 18:02

 末広橋梁は、可動桁を跳ね上げた状態が定位。四日市駅を出た列車は、数分で末広橋梁を通過する。

 四日市駅から列車が到着する20分ほど前に係員がやってきて、桁を下ろす操作を行う。列車が四日市駅に引き返すと、その10分ほど後に再び係員が現れて、桁を上げるようだ。

 基本的に、休日も列車が運転されるようだが、橋の開閉は行われないという。また、荷主の都合で列車が運休になることも少なくないらしい。

 末広橋梁の周辺は、純然たる工業地域で、大型貨物車がひっきりなしに走っている。撮影に熱中して交通事故に遭わないよう十分注意されたい。

■参考リンク


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制作:2008年10月19日 修正:2016年05月27日