広島新幹線まつり2004

広島電鉄(1)

 広島駅に戻ったのが14時すぎ。
 帰りの新幹線まで時間があるので、市内見物をすることにした。

 広島の市内交通の主役は、もちろん広島電鉄(広電)の路面電車である。"Greenmover"と称するドイツ製の超低床車両が活躍している。

 5連接車体の特殊な車両で、プラットホームとの段差は一切なし。

 Greenmoverの運転席。従来の日本の鉄道車両のコクピットとは、全然イメージが異なる。

 右手のレバー1本で、力行/制動のすべてを制御する。左手のひじ掛け部分には、撒砂スイッチなどがあり、これが正当な運転スタイル。
 何だかちょっとだらしないような格好にも見えなくもないけれど。

 

 

広島風お好み焼き

 まずは、新天地にある"お好み村"へ。

 広島風お好み焼き店26店が入居するビル。どの店に入っていいのか迷ったが、旅先での食べもの屋選びの鉄則---混んでるところに入れ---に従って、とある店に入った。

 鉄板の上にメリケン粉の生地を薄く伸ばしたあと、千切りキャベツ、もやし、豚肉、焼きそばetcの具を順に載せる。適当に火が通ったところで、溶き卵で造った薄い玉子焼きの上にひっくり返す。最後にソースをかけて、完成。すべての具材をいっしょくたに混ぜる我が大阪式とはずいぶん流儀が違う。

 焼き上がりまでに相当の時間を要し、熱々のお好み焼きが目の前に置かれる頃には、生ビールのジョッキが空になった。当然、お代わり。
 お店を出る頃には、相当の酔っ払いである。

 

比治山公園

 電車に乗って、ビールを呑むだけの休日は、あまりに不健康である。そこで、広島市内を散策することにした。

 広島市は、大田川の河口デルタに発達した都市。市内の至る所でゆったりした川面が見られ、数多くの橋が架かる。緑も多い、魅力的な街である。

 広島市の案内に必ず登場する比治山公園。

 "市内を一望できる"という枕詞が付されるのが常だが、高層ビルが建ち並び、期待したほどの眺望ではない。

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制作:2004年10月20日 修正:2004年10月21日