PALDIO 632P 子機登録/解除方法

 NTT DoCoMoのPHS端末・PALDIO 632Pは、通常のPHS端末としての機能のほかに、独自に子機を8台まで登録することができます。こうした端末は、ODS(On Demand Station)と言われ、PHSを利用した効率的なモバイル環境を構築するツールとして期待されています。(→NTT ニュースリリース)
 DoCoMoが発売した"初代ODS"はP-link Stationですが、これは電話機としての機能を持たなかったため、音声通話/データ通信を併用しようとすると、それぞれの端末を携帯する必要がありました。これに対して、PALDIO 632Pは見た目はごく普通のPHS端末で、音声通話はこれだけでOK。あとはデータ通信用端末を子機登録するだけで、さりげなくODSの快適通信を楽しめます。

 PALDIO 632Pへの子機登録は、例によって販売店が行うように書かれていますが、"お約束"の販売店用マニュアルが添付され、事実上ユーザーが自由に行えるようになっています。
 P-link Stationでは、『Fキ− + 電源投入』という少し怪しげな操作で子機登録モードに入りますが、PALDIO 632Pの場合はごく普通のキー操作でOK!。以下にその方法を紹介します。

 なお、PALDIO 632P自身を他の事業所コードレスシステムに子機として登録することも可能です。この場合は、一般的な子機と同じく、[保留/内線] + [オンフック]で登録モードに入ります。 

PALDIO 632Pへの子機登録
1) 待ち受け中に、[ソフトキー](→コマンドナビゲーションボタンの中央部) [8] [8] [7]
2) 登録したい子機番号([1]〜[8]のいずれか)を押す。
3) 端末種別を選択する。
  [1] : 音声通話専用端末
  [2] : 32Kデータ通信対応端末
  [3] : 32K/64Kデータ通信対応端末
  [4] : 音声/データ兼用端末
4) 着信優先順位([1]〜[4]のいずれか)を選択する。3)で[1]を選択した場合、この項目は省略される。
5) 任意の暗証番号4桁([0] [0] [0] [0] 〜 [9] [9] [9] [9])を押す。この暗証番号は、登録の際に一時的に用いるもので、何でも構わない。
6) [マナー]
7) 子機側の操作を行う。
8) 『登録OK』と表示されれば、成功。

PALDIO 632Pへの子機登録解除
1) 待ち受け中に、[ソフトキー] [8] [8] [8]
2) 登録したい子機番号([1]〜[8]のいずれか)を押す。
3) 任意の暗証番号4桁([0] [0] [0] [0] 〜 [9] [9] [9] [9])を押す。この暗証番号は、登録の際に一時的に用いるもので、何でも構わない。
4) [マナー]
5) 子機側の操作を行う。
6) 『消去OK』と表示されれば、成功。

子機側の操作(登録/登録解除共通)
 NTT Personal / NTT DoCoMoブランドの事業所コードレスシステム(OSモード)対応機種なら基本的に同じ。(機種ごとの詳細はこちらを参照)
1) 電源断の状態で、[保留/内線] + [オンフック]
2) [再ダイヤル]
3) 登録する事業所コードレスシステムの番号(たいてい、[1] 〜 [3]のいずれか)を押す。
4) 子機(内線)番号を押す。
6) [保留/内線]
7) 親機側で入力した任意の暗証番号4桁を押す。
8) [保留/内線]

※P-inの場合は、こちら。P-in Comp@ctも基本的には同じ。
※子機登録/解除は、基本的に親機・子機を一緒に操作する必要があります。[ソフトキー] [8] [8] [9]により、親機としての632Pに登録された子機情報だけを抹消することができますが、子機に残った登録を単独で消去する方法はありません。

PALDIO 632Pのtips

 ここに記載した内容は、メーカーの公式発表以外に私が独自に解析したものが含まれます。操作の結果についての責任は負いかねますので、あなたの自己責任で行ってください。

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(C)Heian Software Engineering
2000.12.11 制作
2001.10.3 訂補