P-link Station 子機登録/消去手順

 P-link Stationは、NTT DoCoMoのPHS端末です。
 と言っても、外見はご覧のとおりで、電話機らしくありません。P-link Stationは、『PHS回線に接続する事業所コードレス親機』とでも言うべき端末で、『子機』を登録しないと使用できないのです。(P-linkモード)
 例によって、事業所コードレス(オフィスステーション)としての子機登録/消去は『販売店で行う』というタテマエになっていて、ユーザー自らが直接行うことは推奨されていません。けれども、子機の自由な登録ができなければP-link Stationの妙味は半減してしまうわけで、DoCoMoが直接販売する端末であるにもかかわらず、『ご販売店さま用』という紙片が添付されていました。

 ここに記したのは、その添付文書をもとに私が独自に調査した内容です。

P-link Station

子機登録

1. 登録前の準備
1) P-link Stationの電池カバーをはずす。リチウム電池の下に銘板があり、そこにCS-IDが記されているので、これをメモする。
2) P-link Stationと登録する子機をじゅうぶんに充電する。

2. P-link Stationの操作
1) [F]ボタンを押したまま、電源を入れます。→"P-linkコキトウロク"と表示される。
2) [F]ボタンを押す。
3) PLAYシャトルで登録する子機番号を選ぶ。希望する子機番号(例:コキ2)が表示されたら、[F]ボタンを押す。
4) PLAYシャトルで子機の種類を選ぶ。希望する種類("オンセイ", "32K", "64K", "ALL"のいずれか)が表示されたら、[F]ボタンを押す。
5) PLAYシャトルで着信時の優先順位("1"〜"8")を選ぶ。数字が小さい程、優先順位が高い。希望する優先順位が表示されたら、[F]ボタンを押す。ただし、4)で"オンセイ"を選択したときは、この操作は必要ない。

3. 子機の操作
1) 子機の電源を切る。
2) [保留/内線]+[電源]
3) [再ダイヤル]
4) [6]
5) 登録するOSモード番号([1]〜[3]のいずれか)を押す。
6) 手順2-3)で選択した子機番号を押す。
7) [保留/内線]
8) 手順1-1)でメモしたCS-IDの下2桁を入力する。
9) [保留/内線]

3'. Mobile Card P-inの場合
1) Mobile Card O-inをパソコンに接続し、ターミナルソフトを起動してATコマンドを送信できる状態にしておく。
2) AT#SOMODE [Enter]
3) AT#SO1,00,X,Y,ZZ[Enter]
 X:OSモード番号(1〜3)
 Y:子機番号(1〜8)
 Z:暗証番号=手順1-1)でメモしたCS-IDの下2桁
4) OKが帰ってきたら、登録成功。

子機登録解除

1. 登録解除前の準備
1) P-link Stationの電池カバーをはずす。リチウム電池の下に銘板があり、そこにCS-IDが記されているので、これをメモする。
2) P-link Stationと登録する子機をじゅうぶんに充電する。

2. P-link Stationの操作
1) [F]ボタンを押したまま、電源を入れます。→"P-linkコキトウロク"と表示される。
2) [F]ボタンを押す。
3) PLAYシャトルで登録解除する子機番号を選ぶ。希望する子機番号(例:コキ2)が表示されたら、[F]ボタンを押す。

3. 子機の操作
1) 子機の電源を切る。
2) [保留/内線]+[電源]
3) [再ダイヤル]
4) [6]
5) 登録解除するOSモード番号([1]〜[3]のいずれか)を押す。
6) 手順2-3)で選択した子機番号を押す。
7) [保留/内線]
8) 手順1-1)でメモしたCS-IDの下2桁を入力する。
9) [保留/内線]

3'. Mobile Card P-inの場合
1) Mobile Card P-inをパソコンに接続し、ターミナルソフトを起動してATコマンドを送信できる状態にしておく。
2) AT#SOMODE [Enter]
3) AT#SO1,128,X,Y,ZZ[Enter]
 X:OSモード番号(1〜3)
 Y:子機番号(1〜8)
 Z:暗証番号=手順1-1)でメモしたCS-IDの下2桁
4) OKが帰ってきたら、登録解除成功。

P-link stationのtips

 ここに記載した内容は、私が独自に解析したものです。操作の結果についての責任は負いかねますので、あなたの自己責任で行ってください。

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Heian Software Engineering 2000.3.30 制作
2000.12.8 訂補