阿曽温泉

 今春(2006年)開通した紀勢自動車道大宮大台ICから、国道42号線を10分ばかり南に行ったところにある公営日帰り入浴施設。

 2003年春に閉校した旧阿曽小学校を改装したもので、広い校庭がそのまま砂利敷きの駐車場になっている。木造平屋・切妻屋根の古い木造校舎に郷愁を感じる人も少なくないだろう。

 浴室には、石張りの主浴槽がひとつ。

 お湯は、近くに自噴する含土類-重曹泉に加水したもので、カルキ臭が強く、残念ながら特徴的な浴感は乏しい。しかし、浴槽の縁には、早くも白いカルシウムが析出しつつあり、その成分の濃さを伺い知ることができる。

 かつての教室をそのまま活かした休憩室では、軽食も摂れる。無料の足湯もある。

 2005年7月の開業以来、予想以上の盛況ぶりで、露天風呂やサウナの増設も計画されているというから、ぜひとも源泉風呂の設置をお願いしたい思う。

 入浴に先立って、近くにある源泉地(→地図)を見物した。

 畑の中に赤茶けたコンクリート製の升がある。巨大な石灰華があり、案内板によれば、約2万数千年前から生成し始めたものだという。(詳細写真はこちら)

お気に入り指数:★★★☆☆

施設DATA
温泉名 阿曽温泉
施設名 阿曽温泉
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 〒519-2704 三重県度会郡大紀町阿曽429番地(→地図)
電話番号 0598-84-8080
参考サイト 阿曽温泉(大紀町観光協会)
営業時間 10:00〜21:00(最終受付 20:00、毎週水曜日定休(祝日の場合は翌日))
料金 大人(中学生以上65歳未満):500円、高齢者等(65歳以上または障害者):400円、小人(4歳以上小学生以下):300円
無料の備品 ボディーソープ・シャンプー・リンス・鍵つきロッカー・ドライヤー・綿棒
浴場施設 内湯
駐車 可能
入浴日 2006年8月17日
備考 <0225>
加水・循環・加熱・塩素系消毒剤使用

温泉DATA
源泉名 大紀町阿曽温泉(湧出地:三重県度会郡大紀町阿曽340番地の3)
泉質 ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉[高張性-中性-低温泉]
泉温 27.3℃(気温:26.3℃)
湧出量 70L/min(自然湧出)
知覚的試験 ---
pH値 6.2
ラドン 1.6×10-10キュリー
密度 ---g/cm3(20℃/4℃)
蒸発残留物 ---g/Kg
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 7.60g/Kg
分析年月日 2001年8月24日
情報源 ロビーの掲示・パンフレット
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
リチウムイオン 29.4
ナトリウムイオン 1651
カリウムイオン 113.2
アンモニウムイオン 6.1
マグネシウムイオン 98.9
カルシウムイオン 453.9
ストロンチウムイオン 4.9
バリウムイオン 3.8
マンガンイオン 0.2
鉄(II)イオン 10.4
陽イオン合計 2372
陰イオン mg
フッ素イオン 1.7
塩素イオン 1790
臭素イオン 6.8
硫酸イオン 0.3
炭酸水素イオン 3272
炭酸イオン 0.6
陰イオン合計 5071

非解離成分 mg
メタケイ酸 79.8
メタホウ酸 81.3
非解離成分合計 161.1
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 274.4
溶存ガス成分合計 274.4

 


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制作:2006年08月18日 修正:2013年11月12日