平瀬温泉 平瀬温泉共同浴場

 平瀬温泉は、白山の懐から湧き出る95.0℃の高温泉(大白川温泉)を引き湯している。

 小規模な旅館や民宿で利用されているが、村落の中心部には、その名も平瀬温泉共同浴場という素朴な共同湯がある。

 男女別の入口を入って振り返ると番台がある銭湯形式の浴場。
 ステンレス製の湯船から音もなく溢れた湯は、洗い場の床を流れて排水口に消えている。紛れもない掛け流しの温泉だ。
 15Kmという長距離の引き湯だが、源泉温度が極めて高いので、浴場の湯口でも手を浸けられない位の熱さがある。これに適量の水を加えて、浴用に供している。食塩泉だが、もともとあまり濃いものではく、加水もされているので、さっぱりした印象のいい浴感であった。

 正直言って、建物は相当に老朽化している。風呂上がりのひとときを楽しむ脱衣場にくみ取り式トイレの臭気が漂うのもいただけない。
 メンテナンスの手を抜いているようにも思えるのは、あと2週間あまりで新浴場---大白川温泉しらみずの湯がオープンするからだ。新浴場でも、源泉掛け流しは受け継がれるそうなので、大いに期待したいと思う。

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 平瀬温泉
施設名 平瀬温泉共同浴場
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 〒501-5507 岐阜県大野郡白川村大字平瀬80(→地図)
電話番号 05769-5-2422
公式・参考サイト 白川村ホームページ
白川郷観光協会
営業時間 12:00〜21:00(最終受付 20:30、12月31日から1月2日まで休業)
※2005年5月16日をもって閉鎖
料金 大人:330円、小人:130円
無料の備品 鍵つきロッカー
浴場施設 主浴槽のみ
駐車 可能
入浴日 2005年5月4日
備考 <0129>

温泉DATA
源泉名 大白川温泉(2号)
泉質 含食塩-硫黄泉[緊張低張性高温泉]
泉温 95.0℃(気温:8.4℃)
湧出量 約200L/min(掘削・自噴)
知覚的試験 無色透明、硫化水素臭
pH値 9.4
ラドン ---×10-10キュリー
密度 1.0012g/cm3(20℃/4℃)
蒸発残留物 1.474g/Kg
溶存物質総計(ガス性のものを除く) ---g/Kg
分析年月日 ---
情報源 脱衣場の掲示
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
ナトリウムイオン 460.9
カリウムイオン 44.95
マグネシウムイオン 7.251
カルシウムイオン 42.04
鉄イオン 0.190
陽イオン合計 555.4
陰イオン mg
フッ素イオン 3.246
塩素イオン 657.7
水硫イオン 0.043
硫酸イオン 38.63
メタ亜ヒ酸イオン 0.278
炭酸水素イオン 108.5
炭酸イオン 1.611
ケイ酸 0.004
ヒドロケイ酸イオン 10.80
メタホウ酸イオン 3.922
陰イオン合計 828.1

非解離成分 mg
メタケイ酸 217.6
メタホウ酸 26.62
メタ亜ヒ酸 1.856
非解離成分合計 ---
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 1.039
遊離硫化水素 0.153
溶存ガス成分合計 ---

 


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制作:2005年5月8日 修正:2006年1月5日