湯の峰温泉 つぼ湯


湯小屋の扉を開けたところ

 湯の峰温泉の野趣溢れる名物風呂。

 温泉街を貫く清流の岩盤に穿たれた"穴"が湯船。質素な湯小屋が設けられている。
 入浴希望者は、近くの公衆浴場の受付で入浴料を払い、番号札を貰う仕組みで、ひと組30分の時間制限がある。

 直径1mほどの"穴"には、やや青みを帯びた濁り湯が満たされている。さっとかかり湯をして、浴槽へ。思ったより深く、底には玉石が敷き詰められている。足底にはほのかな熱気を感じた。
 お湯の色は、『1日に7回かわる』と言われており、実際、湯から上がって服を着ているうちに、透明感が増してきた。
 ただし、湧出量はそれほど多くはないようで、オーバーフローはほとんどない。人気の風呂だけに、入浴者が多いと、見た目以上に湯が汚れるのではないかと余計な心配をしてしまう。

 川の汚濁を防ぐために、石鹸類の使用は禁止。純粋に湯に浸かるための風呂である。入浴料750円には、公衆浴場の入浴料も含まれているので、身体を洗いたい向きは、そちらにどうぞ。

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お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 湯の峰温泉
施設名 つぼ湯
施設の種別 日帰り入浴施設(共同湯)
所在地 〒647-1732 和歌山県東牟婁郡本宮町湯峯110(→地図)
電話番号 0735-42-0074(湯峰温泉公衆浴場)
参考サイト 本宮町観光協会
営業時間 06:00〜21:30
料金 大人(12歳以上):750円、小人:450円
1組30分以内。湯の峰温泉公衆浴場の入湯料を含む。
無料の備品 (なし)
※石鹸は使用不可。
浴場施設 (内湯のみ)
駐車 (温泉郷入口に無料駐車場あり)
入浴日 2004年8月26日
備考 <0069>


温泉DATA(参考)
源泉名 湧出地:和歌山県東牟婁郡本宮町湯の峰107番地
泉質 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
泉温 89.6℃(気温:18.0℃)
湧出量 87L/min
知覚的試験 無色透明にて、弱硫化水素臭、無味である。
pH値 7.8
ラドン ---×10-10キュリー
密度 0.9995g/cm3(20.0℃/4.0℃)
蒸発残留物 1.228g/Kg(130℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 1.763g/Kg
分析年月日 2001年11月14日
情報源 公衆浴場の外壁の掲示(→恐らくは公衆浴場の湯のデータ)
1Kg中の成分
     

    

陽イオン mg
水素イオン 0.0
ナトリウムイオン 448.4
カリウムイオン 23.7
マグネシウムイオン 1.8
カルシウムイオン 20.3
鉄(II)イオン 0.1
マンガンイオン 0.2
アルミニウムイオン 0.0
陽イオン合計 494.5
陰イオン mg
フッ素イオン 11.0
塩素イオン 251.0
水酸イオン 0.0
硫化水素イオン 2.8
硫酸イオン 3.2
炭酸水素イオン 774.9
炭酸イオン 54.0
チオ硫酸イオン 2.0
メタケイ酸水素イオン 3.4
メタホウ酸イオン 0.0
陰イオン合計 1102

非解離成分 mg
メタケイ酸 162.8
メタホウ酸 3.1
非解離成分合計 165.9
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 18.2
硫化水素 0.5
溶存ガス成分合計 18.7

 


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制作:2004年8月27日 修正:2004年8月28日