湯の峰温泉 あづまや |
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湯の峰温泉の老舗旅館。西日本では数少ない日本秘湯を守る会会員旅館でもある。 この日、大浴場は女性用となっていたため、私は中浴場での入浴となる。ちょっと落胆しながら引き戸を開くと、先客はなし。とたんにシアワセな気分になってしまった。 東北の湯治場を思わせる木造の湯屋。木の香と硫黄の匂いが渾然一体となって、入浴者を何とも心安らぐ世界に誘ってくれる。 源泉温度が極めて高いので、主浴槽は加水されているようだが、その横には、"さまし湯"と称する小型の浴槽がある。こちらはピュアな源泉で、湯口には白い沈着物が付着していた。 このほか、蒸し風呂もある。サウナではなく、温泉を使った本来の蒸し風呂で、硫黄臭の充満するそれは一浴の価値があると思う。 主浴槽から離れた場所に、やや新しい露天風呂がある。トリプルA級の内湯に入ったあとだから印象は薄いが、こちらもかなりレベルが高い。 湯の峰温泉の写真はこちら。 お気に入り指数:★★★★★ |
温泉DATA | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
源泉名 | 環湯(源泉所在地:和歌山県東牟婁郡本宮町湯ノ峰アゼチ129-3) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
泉質 | 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
泉温 | 92.5℃ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
湧出量 | 92L/min | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
知覚的試験 | 無色透明、弱硫化水素臭あり | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
pH値 | 7.6 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラドン | ---×10-10キュリー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
密度 | 1.0013g/cm3 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
蒸発残留物 | 1.283g/Kg | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
溶存物質総計(ガス性のものを除く) | --- | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分析年月日 | 1985年3月18日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
情報源 | 脱衣場の掲示 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1Kg中の成分
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制作:2004年8月26日 修正:2004年8月28日