高宮駅で 高宮駅の駅名標 多賀大社前にて 多賀大社前 駅前の鳥居 多賀大社に奉納された絵馬 |
■八日市〜高宮〜多賀大社前 八日市駅の上りホームには、だいだい色のボディに淡いグレーの帯を巻いた旧型車が待っていた。2両目のパンタグラフのついた車両に乗り込む。 高宮駅は、多賀線の分岐駅である。本線に連絡して、支線の多賀線にも1時間に2本の列車が運転されており、連絡は良い。構内踏切を渡って、多賀線のホームに行くと、今乗ってきたのと同じ型の車両が乗り継ぎ客を待っていた。 カブリツキで前方展望を見物。新幹線の高架をくぐって、少し加速したと思ったら、もう、終点・多賀大社前に到着。 ■多賀大社参拝 多賀大社前駅は、寂れたとは言え、かつては観光客で賑わった門前駅だから、凝った意匠の駅舎を期待していたが、現物は鉄骨平屋の質素な建物であった。 そのまま折り返してもいいのだけれど、意外に立派な石畳の参道があったので、多賀大社に行ってみることにした。 参道の両側には、古めかしい商店が並んでいる。文房具店や食料品店など、参拝客にはおおよそ縁のない店がわずかに営業しているのみで、土産物店や茶店には、決まったようにカーテンが引かれている。それが、みな、すっかり日焼けしているので、余計に侘びしい感じがする。 物音ひとつしない参道を歩いていくと、右手に数軒、営業中の土産物店兼茶店があり、数人の客がいる。"名物 糸切餅"というノボリが立っていたのでのぞき込んでみる。あまり美味そうな感じはしなかったので踵を返したら、そこが多賀大社の正面であった。 鳥居の向こうに異様に反った太鼓橋があり、その奥に立派な神殿が見える。私の宗教に関する知識は皆無に等しいが、そのへんのお社とは格が違うことは何となくわかる。 多賀大社は、天照大神の両親(?)である伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)・伊邪那美大神(いざなみおおかみ)を祀った神社で、延命長寿のご利益があるという。 現代医療の実態を身近に知る高齢者は、無理な延命長寿などまっぴらご免だと思ってるのかも知れない。 |
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2001年4月15日 制作