奥紀州の鉱山トロッコ試乗記(3)

帰り道

 帰りの列車の車内から。
 機関車の顔つきが前後で違う。目の前にあるのは、機関車のボンネット。鉱山トロッコらしく、車両限界、特に高さ方向は相当に厳しい。写真では大断面のように見えるが、トンネルの天井は非常に低く、徒歩で立ち入ると頭を打ってしまいそうである。

入庫風景

 私が乗ったのは、この日の最終仕業。
 従って、列車が入鹿温泉駅に戻ると、機関車は車庫に入庫する。これまたおじさん一人での作業である。
 3回のスイッチバックを繰り返し、車庫線に転線。
 そのたびに転てつ機を転換するのかと思いきや、最初からポイントを必要な方向に設定しておき、強引に割り出してしまうのだ。

 虎の子の機関車をしまう庫は、結構立派な建物でした。

予備機?

 もう一棟の機関庫にいたバテロコ。
 ボンネットを開けて、充電中。

※湯ノ口温泉(紀和町)への交通→地図はこちら(Mapion)

 JR新宮駅から、三重交通バスで約1時間10分。ただし、本数が極端に少ないようなので、自動車利用が賢明。国道42号線・御浜町阿田和から約20Km。京阪神から新宮・熊野方面へは、海岸沿いに国道42号線をたどるルートと奈良県五條市・吉野町から山間部を南下するルートがある。五條から十津川を経由するのが国道168号、吉野から伯母峰峠を越え るのが169号だが、後者のほうが走りやすい。

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2001年4月19日制作