EF200 運転台見学

見学を待つ人たち

EF200-1・東京方運転台

ガイド役の機関士さん

計器盤

 飲み物を売るテントの奥に何が行列ができている。近づいてみると、何とEF200-1の運転台を見せてくれるらしい。私もさっそく行列の末尾に並んだ。
 待つこと十数分で、あこがれ(?)の現役電気機関車の乗務員室に。5〜6人も入ればほぼ満員のコクピットだが、白とグレーの内装は清潔感があり、あまり暑い感じはしなかった。(暑くないのはもちろん冷房が効いてたからだけど。)
 吹田機関区の若い現役機関士が機関車の動かし方を説明してくれる。実際にキーを差し込み、ブロアのスイッチを入れるところまで実演。防護無線も『試験』ボタンまで押してその大きな警報音を聞かせてくれた。
 機関車を降りる前、全員に運転席に座るチャンスが与えられた。私もほんの少し腰掛けさせてもらったけれど、シートがぴったりとお尻にフィットして、我が愛車よりずうっと掛け心地はいいような気がした。
 右下の写真は、運転席に座って撮影した計器盤である。左の黄色いレバーが自動ブレーキ弁(厳密にはブレーキ設定器)、右の黒いレバーがマスコンだ。『新鶴見機関区』と書かれた青い運転キーが差し込まれているのが見えるだろうか。マスコンハンドルを手前に引けば総出力6000KWの主電動機に電気が通じ、機関車はゆっくりと動きだすはずである。

(1998.8.3制作) 


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