能登の鉄道・駆け足試乗記
304D 急行能登路4号(輪島駅)
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■急行能登路4号 金沢行き 輪島駅本屋は、鉄筋造りの小奇麗な建物であった。 輪島駅には、JR時代のままの『みどりの窓口』があるが、改札業務は行わない。ホームは1面1線。スタフ閉塞であるから、転てつ機もなければ信号機もない。運転形態としては、これ以上簡素化の方法がない究極の盲腸線状態となっている。使われなくなった向かいのホームに、旧国鉄様式の駅名標がポツンと建っていた。 写真を撮ったり、入場券を買ったりしてるうちに、折り返し時間の30分はあっという間に過ぎる。 急行能登路4号は、予想以上の混みようであった。輪島に1泊旅行に来たのであろうか、土産物の袋を持った観光客らしい姿も見える。窓際のテーブルに菓子やジュースが並んで、話が弾む。昔なつかしい列車の旅の姿を垣間見るような気がする。 11時03分、輪島発。いま来た線路を引き返す。 穴水到着前、ホームで駅弁の販売がある旨の車内放送が流れる。立ち売りがいるのかと思ったら、上りホームの一角に売店があって、わずかな弁当が置かれていた。 12時10分、和倉温泉着。 駅売店で『ちらし寿司』(600円)を買い、再び跨線橋を渡って2番ホームに行く。
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2000.8.6制作