■出雲市〜松江

 8時30分すぎ、電鉄出雲市駅へ。切符を買おうとすると、改札の係員がどこまで行くのか、次の列車は9時半だという。え?と思って時刻表を見るたらページの片隅に小さく『平日ダイヤ』と書かれているではないか。一畑電鉄は平日と休日ではまったく違ったダイヤとなっていたのであった。

 9時半発では肝心の木次線の列車に間に合わないかも知れぬ。さりとてこの何もない駅で時間を潰すのも考えもの。結局特急料金710円を投じ、やくも10号に乗ることにした。8時54分、出雲市発。30分足らずで松江着。

やくも10号・出雲市にて

松江市営レイクライン号

 松江では、市の交通局が運行しているレイクライン号に乗る。路面電車を模した真っ赤なバスで、観光客向けに市内の主要な見どころを1周約1時間で回っている。1乗車200円、500円の1日乗車券を買えば何回でも乗り降り自由となっている。若い女性運転士が乗務している『ワンウーマンカー』で、観光ガイドはテープによる放送だが、停留所の名前はすべてソフトな肉声で放送するようだ。
 松江城や小泉八雲の旧居など、見るべき観光地は多いが私は降りるわけにはいかない。クルマと違って視点が高いから、市内の様子がよくわかる。1周する物好きな乗客は私だけであったが、これで200円というのはどう考えても安いと思う。10時40分前、松江駅に到着。

続く