(2007年11月版)
2002年当時、FD申請は『紙の書類をFDに記載したもの』という位置づけであった。
けれども、その後、インターネットを使ってオンラインで申請や届出を行う『電子申請』が主役となって、FD申請は、いわば『電子申請のオフライン版』とでも言うべき地位に置かれることになった。
ソフトウエアもまったく新しいもの(電子申請用のソフトウエア)になり、オンライン申請と同じ手順で必要項目を入力したのち、最後に別のソフトウエアでFDを作成することになる。
私も実際に試してみたが、2002年当時のものと比べて、使い勝手は極めて悪い。
ならば、いっそオンラインの電子申請を---ということになるのだが、これには『電子署名に必要な利用者の電子証明書』なるものがいる。なりすましを防ぎ、申請者本人が確かに申請したということを担保するためだ。
ところが、この『電子署名に必要な利用者の電子証明書』を取得するのが結構厄介で、かつ、電子証明書そのものが住民基本台帳カード等のICカードに入力されるものだから、専用のIC カードリーダーを買わねばならない。仕事で毎日使うのならともかく、年に1回するかしないか程度の変更申請・再免許申請のためにカードリーダーを買うのもバカらしい。
というわけで、FD申請をしたくてこのページにいらした方には誠に申し訳けないのだが、2007年の再免許申請は、昔ながらの紙の申請書で行った。
近ごろはお役所のサービスも良くなっており、申請に必要な用紙は、WORDまたはPDFファイルとして、総合通信局のサイトから直接ダウンロードできる。わざわざCQ出版社の再免許申請用紙を注文する必要はないことはFD申請とかわりない。
私が6回目の再免許申請を行ったのは2007年5月だが、その後、同年8月から再免許申請書の様式が変更になった。
従来の様式から、無線局事項書や工事設計書の記載欄が省略されて(---再免許は、以前と同じ無線設備で、以前と同じ内容の免許を受けるための申請だから、当然と言えば当然なのだが)、A4の紙1枚だけとなっている。
WORDファイルをダウンロードして必要項目を書き込み(WORDで修正する)、プリントアウトする。ハンコをついて3,050円ぶんの収入印紙を貼る。あとは80円切手を貼った返信用封筒とともに、あなたのアマチュア局を管轄する総合通信局に郵送すればおしまいだ。
書類の作成は、パソコン上での作業なので、修正・訂正は自由自在。ファイルとして保存することもできる。正直言って、FD申請を利用しての再免許申請は、何のメリットもないと言って差し支えないと思う。
紙の申請書での手続きは、総合通信局ごとに手続きの説明があるので、詳細はつぎのサイトを参考にされるとよい。
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制作:2007年11月3日 最終修正:2007年11月4日