アマチュア局の再免許--FD申請を利用して--

データ入力(3)

工事設計書

 つぎに、工事設計書に相当する部分を入力する。
 一度でも書類を書いた方ならおわかりであろうが、送信機ごとに発射可能な電波の形式とか、変調方式、終段管の名称などを記載するもっともメンドウな部分である。
 と言っても、私の場合、現に免許を受けているのは、技術基準適合認証を受けたFT-817一台だけで、付加装置・付属装置もない。したがって、認証番号を入力するだけで終わりであった。

 まず、『工事設計1』のタブをクリックする。すると、fig.11のような画面になるので、『新規(N)』をクリックする。


fig.11

 すると、下のような画面になるので、送信機に必要な項目を入力する。


fig.12

 いわゆる『技適証明』を受けた無線機だけを使用する場合は、『技術基準適合証明設備を使用(付加・付属装置なし)(B)』の項にチェックを入れると、fig.13のような画面になるので、技術基準適合証明番号もしくは認証番号を入力するだけでよい。ただし、『技適証明』を受けた無線機であっても、パケット通信用のTNCを付加したり、あるいは、リニアアンプを使用する場合(=付加装置・付属装置を使用する場合)は、詳細を入力する必要がある。


fig.13

 ここで、技術基準適合証明番号と認証番号の違いについて解説しておく。

 技術基準適合証明番号は、従来から『技適証明番号』と呼ばれていた番号で、無線機1台ごとに異なる番号がついている。無線機の銘板付近に"KU51224125"などという番号が記されたラベル貼られていることが多い。
 他方、認証番号というのは、大量生産機種向けの制度として、1999年5月に導入されたものである。無線機の形式(製造ロット)ごとに番号がついている。最近発売された無線機は、認証番号がついていることが多い。私のFT-817の場合は、"KN294"と書かれたラベルが貼られていた。

 最後に『工事設計2』のタブをクリックし、送信空中線の形式、周波数測定装置、その他の工事設計について入力する。


fig.14

 ここまで入力が終われば、画面下中央の『登録(O)』をクリックする。

続く


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2002年5月4日 制作 2002年5月5日 修正