紫尾温泉 紫尾区営大衆浴場


紫尾神社

 紫尾温泉(しびおんせん)は、鹿児島県の北西部、熊本県境にそびえる紫尾山(1,067m)の麓にわく温泉。静かな山村の風景のなかに、数軒の旅館がある。この日は、唯一の公衆浴場である紫尾区営大衆浴場に入ってみることにした。

 紫尾区営大衆浴場の建物は、屋根に千木と堅魚木がついた神社風。"神の湯"という副名称もついている。それもそのはず、浴場の源泉は、隣接する紫尾神社の真下(賽銭箱付近!)から自噴しているというのだ。

 タイル張りの浴室には、大きめの石張り浴槽があって、2つに仕切られている。手前の広いほうが"ぬる湯"で、奥の区画はかなり湯温が高い。
 これらの浴槽にかけ流されるのは、硫化水素臭を伴うなめらかな感触のお湯。肌にぬめりを感じる上等のお湯だ。硫黄泉特有の緑色との情報もあるが、浴室内は薄暗く、よくわからなかった。

 いかにも温泉らしい匂いとお湯の肌触りから、遠来の客が少なくないようで、浴室内は相当の混雑であった。

 こんどはよっくり、泊りがけで再訪したいと思う。

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 紫尾温泉
施設名 紫尾区営大衆浴場
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 〒895-2103 鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2198(→地図)
電話番号 0996-59-8975
公式・参考サイト 自然と文化と温泉のまち「さつま」(さつま町観光特産品協会)
紫尾温泉組合
営業時間 05:00〜21:30
料金 大人:200円
無料の備品 鍵つきロッカー・ドライヤー
浴場施設 内湯
駐車 可能
入浴日 2015年9月21日
備考 <0415>

温泉DATA
源泉名 (湧出地:鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2165-3)
泉質 アルカリ性単純硫黄温泉[低張性-アルカリ性-高温泉]
泉温 50.3℃(気温:22℃)
湧出量 測定不能 掘削自噴
知覚的試験 無色透明無味硫化水素臭
pH値 9.4
ラドン 0.2×10-10キュリー
密度 0.9988g/cm3(20℃)
蒸発残留物 0.296g/Kg(110℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 0.3703g/Kg
分析年月日 2011年10月3日
情報源 ロビーの掲示(温泉分析書のコピー)
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
リチウムイオン 0.1
ナトリウムイオン 96.5
カリウムイオン 1.7
アンモニウムイオン 0.7
カルシウムイオン 1.0
陽イオン合計 100.0
陰イオン mg
フッ化物イオン 3.1
塩化物イオン 7.9
硫化水素イオン 13.1
チオ硫酸イオン 1.8
硫酸イオン 3.2
炭酸水素イオン 123.1
炭酸イオン 46.8
メタホウ酸イオン 3.6
陰イオン合計 202.6

非解離成分 mg
メタケイ酸 67.7
非解離成分合計 ***
溶存ガス成分 mg
溶存ガス成分合計 ***

 



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制作:2016年05月15日 修正:2016年05月17日