宮之城温泉 湯田区営温泉

 宮之城温泉は、薩摩郡さつま町にある温泉地。川内川左岸の田んぼの中に、数軒の旅館と公衆浴場がある。
 江戸時代の文献にも記された古い温泉地だが、温泉街の道路は広くてまっすぐ。北海道の市街地のような、あっさりした町並みである。あとで調べたら、宮之城温泉は1972年7月の水害で壊滅的被害を受けたのだそうで、現在の集落はその後再建されたものとのこと。

 さて、今回訪ねた湯田区営温泉は、そんな淡白な温泉街の真ん中にある公衆浴場である。切妻造の建物はまだ新しく、おそらくは、水害後2代目にあたるものだろう。
 浴室は、花崗岩張りのちょっと豪華かつ清潔な造り。長方形の浴槽には透明なお湯がかけ流しになっていて、入ったとたんに全身の肌がぬめぬめになった。すばらしい。

 脱衣場の掲示によれば、成分的にはほぼ純粋な重曹泉。溶存物質総計が1g/Kgに満たないから、鉱泉分析法指針に基づく泉質は単純温泉となってしまうが、成分の詳細をみないと、その湯の感触はわからない。

 ささやかなロビーには、無料のお茶が用意されていて、湯上りにのどを潤すことができる。

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 宮之城温泉
施設名 湯田区営温泉
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 〒 鹿児島県薩摩郡さつま町湯田1366-21(→地図)
電話番号 0996-55-9192
公式・参考サイト 自然と文化と温泉のまち「さつま」(さつま町観光特産品協会)
営業時間 06:00〜21:00(毎月第2・第4月曜日定休)
料金 大人:150円、小人:100円
無料の備品 鍵つきロッカー
※有料ドライヤーあり
浴場施設 内湯
駐車 可能
入浴日 2015年9月21日
備考 <0414>

温泉DATA
源泉名 宮之城31号(湧出地:薩摩郡さつま町湯田字一辻1635-6)
泉質 単純温泉[低張性-弱アルカリ性-高温泉]
泉温 46.5℃(気温:23.1℃)
湧出量 ***L/min
知覚的試験 無色透明、無味、無臭
pH値 8.4
ラドン 1.19×10-10キュリー
密度 0.9988g/cm3(20℃)
蒸発残留物 0.495g/Kg(110℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 0.750g/Kg
分析年月日 2014年5月12日
情報源 脱衣場の掲示
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
リチウムイオン 0.5
ナトリウムイオン 200.3
カリウムイオン 3.4
アンモニウムイオン 0.4
マグネシウムイオン 0.2
カルシウムイオン 3.9
ストロンチウムイオン 0.1
アルミニウムイオン 0.2
鉄(II)イオン 0.1
陽イオン合計 209.1
陰イオン mg
フッ素イオン 1.7
塩素イオン 37.6
炭酸水素イオン 435.3
炭酸イオン 12.0
陰イオン合計 486.6

非解離成分 mg
メタケイ酸 39.8
メタホウ酸 14.0
非解離成分合計 ***
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 <0.1
溶存ガス成分合計 ***

 



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制作:2016年05月16日 修正:2016年05月17日