湯之元温泉 元湯・打込湯 |
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湯之元温泉は、鹿児島市の西隣、日置市にある温泉地。 国道3号線を走るクルマの車窓からは、コンビニや小さな商店が点在するありふれた集落にしか見えないが、少し脇に入ると、元旅館や元飲み屋の建物が軒を連ねていて、そこがかつて栄えた温泉地であることを実感できる。 遠来の観光客を迎える雰囲気はゼロに等しいけれど、住民が日常的に使う温泉浴場は今も健在。そのうち、今回は『元湯・打込湯』に入ってみることにした。 私が訪れたのは、勤労感謝の日の朝9時過ぎ。空いているとの予想に反して、洗面器を手にしたおっちゃん、おばちゃんが続々とやってくる。 湯之元温泉株式会社が経営する民営浴場だが、入浴券の自販機には、『株主回数券』(30枚綴 1500円)という口座もあるから、この会社、あるいは地元の人たちが出資する、いわゆる共同浴場の進化形かも知れない。 タイル張りの浴室には、2つの長方形の浴槽があって、左に打込湯、右に元湯のお湯がかけ流しになっている。もともと2つの浴場だったが、30年ほどまえに両者を併せていまの建物に改築したのだという。 元湯・打込湯ともに、硫化水素臭を伴うなめらかな硫黄泉で、前者のほうが湯温・臭気ともにやや強い。眠気を覚ます朝風呂には前者が適当だと思ったが、地元の人には、後者が人気とのこと。 玄関脇のベンチで涼んでいたら、小さな朱色の鳥居が目に入った。 お気に入り指数:★★★★☆ |
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温泉成分に関する掲示なし
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制作:2015年03月17日 修正:2015年03月17日