山田温泉 大湯


高山村公式サイトから引用(解像度改変)

 信州山田温泉の元湯。

 わりと新しい時期に建て替えられたもののようだが、荘厳な唐破風をもつ建物の存在感は圧倒的である。周囲に旅館や土産物店などを従えて、『我こそが山田温泉の主である』といった表情だ。

 古典的な"大湯"では、脱衣場と浴室の仕切りがないけれど、ここは独立した脱衣室があり、貴重品ロッカーも設備されている。

 浴室の木戸を開けると、むおっとする硫化水素臭を帯びた湯気が冷え切った身体を包む。さっそくかかり湯をして浴槽(あつ湯)へ。関西人には若干熱すぎる湯温だが、手先足先がじんじんする感触がたまらない。冬の温泉入浴の醍醐味である。
 四肢が温まったところで---と言うか、ちょっとのぼせかけたところで、今度はやや小さめのぬる湯浴槽に移動。こちらでは、ゆっくりとかけ流しの湯を愉しむことができた。

 浴槽はもちろん、周囲の壁も木造。床にはスノコが敷かれていて、身体を洗うときに足が冷えることもない。
 その洗い場には、感心する仕掛けがあるので入浴時のお楽しみとされたい。

 建物内には、小さな腰掛があるだけだが、道路向かいの観光施設『スパイン』で休憩可。ひと休みしたあとの再入浴もOKとのこと。

 観光客にも快適な、まっとうな大湯。オススメである。

お気に入り指数:★★★★★

施設DATA
温泉名 山田温泉
施設名 大湯
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 〒382-0816 長野県上高井郡高山村大字奥山田3580(→地図)
電話番号 026-242-2314
公式・参考サイト 山田温泉大湯 源泉かけ流しをお楽しみください(高山村役場)
営業時間 06:00〜21:00(最終受付 20:30, 毎月第3水曜日定休)
料金 大人:300円、小中学生:150円
無料の備品 特になし
浴場施設 内湯
駐車 可能
入浴日 2013年02月11日
備考 <0395>
加水

温泉DATA
源泉名 元湯・わなば混合泉
(湧出地:上高井郡高山村大字奥山3681-16(元湯), 上高井郡高山村大字奥山3681-290(わなば))
泉質 含硫黄-ナトリウム・カルシム-塩化物泉[低張性-中性-高温泉]
泉温 66.5℃(気温:23℃)
湧出量 ---L/min
知覚的試験 ---
pH値 7.02
ラドン ---×10-10キュリー
密度 ---
蒸発残留物 4.814mg/Kg
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 4.8613g/Kg
分析年月日 2005年6月28日
情報源 脱衣場の掲示
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
水素イオン ---
リチウムイオン 8.2
ナトリウムイオン 1038.0
カリウムイオン 211.0
アンモニウムイオン ---
マグネシウムイオン 8.5
カルシウムイオン 414.0
ストロンチウムイオン 2.1
バリウムイオン ---
アルミニウムイオン ---
マンガンイオン 5.8
鉄(II)イオン 0.2
亜鉛イオン ---
陽イオン合計 1687.8
陰イオン mg
フッ素イオン 1.1
塩素イオン 2154.4
臭素イオン 9.6
ヨウ素イオン ---
水酸イオン ---
硫化水素イオン 1.0
硫酸水素イオン ---
硫酸イオン 460.6
リン酸二水素イオン ---
リン酸水素イオン  3.6 
炭酸水素イオン 167.8
炭酸イオン ---
陰イオン合計 2798.1

非解離成分 mg
メタケイ酸 180.3
メタホウ酸 194.3
メタ亜ヒ酸 0.8
非解離成分合計 375.4
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 51.2
遊離硫化水素 1.4
溶存ガス成分合計 52.6

 



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制作:2013年09月06日 修正:2013年09月06日