中の湯温泉 中の湯温泉旅館


夕食(一部)

 中の湯は、安房峠を越える、国道158号線旧道沿いにある温泉。上高地にも近い。
 以前は、梓川の川べりにあったのだが、1995年2月、安房峠道路の建設中に発生した水蒸気爆発で移転を余儀なくされた。

 現在の建物は1998年に完成したもの。自動ドアの玄関を入ると、思いのほか広いロビーがある。北アルプスの緑をめでながら、到着後のひと時を過ごせる。

 客室で旅装を解き、さっそく浴場へ。館内には、タイル張りの内湯と露天風呂、別に家族湯がある。
 お湯は、わずかに緑灰色に濁った硫黄泉。かなり強い硫化水素臭を伴っている。移転以前の源泉から、ポンプアップして利用しているとのこと。
 内湯は温度の異なる2つの浴槽があり、硫黄の匂いが芳しい。露天はそこそこの大きさがある岩風呂で、温泉浴と森林浴を同時に楽しめる。

 食事は、朝夕ともに食事処でいただくシステム。
 内容は平均的な日本旅館の食事だが、生ビールのジョッキを傾け、グループで歓談しているテーブルが多い。このへんは、温泉旅館と言うより山小屋の雰囲気である。

 夕食のあと、今度はすっかり暗くなった露天風呂に入ってみた。
 昼間はそこそこ暑いが、日が落ちると気温は一気に下がる。ほてった身体に山の冷気が心地よい。空を見上げると、雲の切れ間から無数の星が煌く宇宙が見えた。

 北アルプスの自然と良質の温泉を同時に楽しめる宿である。

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 中の湯温泉
施設名 中の湯温泉旅館
施設の種別 旅館
所在地 〒390-1516 長野県松本市安曇4467(→地図)
電話番号 0263-95-2407
公式・参考サイト 中の湯温泉旅館(公式ホームページ)
アルプス観光協会
営業時間 (宿泊で利用)
料金 (宿泊で利用)
無料の備品 ボディーソープ・シャンプー・ドライヤー・バスタオル・タオル・館内着・化粧品
浴場施設 内湯、露天風呂
駐車 可能
入浴日 2013年07月15日
備考 <0380>

温泉DATA
源泉名 中の湯(本館泉)(湧出地:長野県松本市安曇4467)
泉質 単純硫黄泉(硫化水素型)[低張性-中性-高温泉]
泉温 55.1℃(気温:16.5℃)
湧出量 ---L/min
知覚的試験 無色、やや白濁を呈し、硫化水素臭を有す。
pH値 6.3
ラドン 未測定
密度 0.9993g/cm3(20℃/4℃)
蒸発残留物 0.398g/Kg(180℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 0.5606g/Kg
分析年月日 2005年4月19日
情報源 脱衣場の掲示(温泉分析書のコピー)
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
リチウムイオン 0.4
ナトリウムイオン 87.0
カリウムイオン 9.1
マグネシウムイオン 2.4
カルシウムイオン 16.2
ストロンチウムイオン 0.2
マンガンイオン 0.1
陽イオン合計 115.4
陰イオン mg
フッ素イオン 1.7
塩素イオン 76.8
臭素イオン 0.2
硫化水素イオン 0.4
硫酸イオン 23.9
炭酸水素イオン 154.1
陰イオン合計 257.1

非解離成分 mg
メタケイ酸 151.9
メタホウ酸 6.2
非解離成分合計 158.1
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 135.7
遊離硫化水素 2.3
溶存ガス成分合計 138.0

 



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制作:2013年03月03日 修正:2013年03月03日