霧島神宮温泉 蓬泉館

 霧島の温泉街から霧島神宮までは8Km余の道のりだ。初めて霧島を訪ねたとき、両者が思ったよりも離れていて、少し驚いた記憶がある。

 もともと、霧島神宮周辺に温泉はなかったが、昭和初期、参拝客のために新燃岳の中腹から引き湯がなされた。現在も付近の旅館やペンションで利用されており、霧島神宮温泉(郷)として国民保養温泉地に指定されている。

 蓬泉館は、霧島神宮の参道を左手に入り、数百メートル行ったところにある旅館。失礼ながら、相当に年季が入った宿だ。

 雨の日の夕暮れに訪問したから余計にそう見えたのかもしれないけれど、木造モルタルの建物は、廃屋のようにしか見えない。カビくさそうな玄関の扉を開けても人の気配はなく、仕方がないので勝手に敷地に入ったら、『入浴料金徴収所』と書かれた立て札があった。

 勝手口みたいなところで料金を払い、湯小屋に向かう。

 当然、貸し切り状態---と思っていたら、意外にも先客がお二人いらした。胡麻塩頭の爺さんが、半円形の湯船の中で瞑想している。昔から、湯治に通っておられるとのこと。

 お湯は、かなり強い硫化水素臭を伴う高温のもの。
 一瞥したところは白濁湯のように見えるが、湯船に入ってよく見ると、透明な湯の中に細かい膜状の湯の花が無数に舞っている。まるでかき玉汁につかっているかのようである。

 ネット上の情報では、浴室内には打たせ湯もあるとのことであったが、私が目にしたのはその残骸で、使用をやめて久しいようだ。

 施設はボロいが、個性的なお湯に満足した。

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 霧島神宮温泉
施設名 蓬泉館
施設の種別 旅館
所在地 〒899-4201 鹿児島県霧島市霧島田口2442(→地図)
電話番号 0995-57-1171
参考サイト 霧島市観光協会公式ホームページ
営業時間 07:00〜22:00
料金 大人:200円
無料の備品 とくになし
浴場施設 内湯
駐車 可能
入浴日 2011年11月04日
備考 <0371>

温泉DATA
源泉名 湯之野1号, 2号, 10号, 13号
湧出地:
霧島市霧島田口字霧島山国有林1072林班ホ小班
霧島市霧島田口字霧島山国有林1072林班ニ小班
霧島市霧島田口字霧島山2607番299
霧島市霧島田口字霧島山2607番327
※配湯:霧島市霧島地区一円
泉質 単純硫黄温泉(硫化水素型)[低張性-弱酸性-高温泉]
泉温 61.0℃(気温:26℃)
湧出量 ---L/min
知覚的試験 無色透明、無味、微硫化水素臭、白色沈殿物あり
pH値 5.5
ラドン 1.71×10-10キュリー
密度 0.9983g/cm3(20℃)
蒸発残留物 0.075g/Kg(110℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 0.1354g/Kg
分析年月日 2008年06月16日
情報源 脱衣場の掲示
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
ナトリウムイオン 5.8
カリウムイオン 1.8
アンモニウムイオン 6.3
マグネシウムイオン 1.6
カルシウムイオン 6.2
アルミニウムイオン 0.2
陽イオン合計 21.9
陰イオン mg
塩素イオン 1.8
硫酸イオン 8.3
炭酸水素イオン 59.9
陰イオン合計 70.0

非解離成分 mg
メタケイ酸 43.2
メタホウ酸 0.3
非解離成分合計 43.5
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 122.5
遊離硫化水素 12.0
溶存ガス成分合計 134.5

 



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制作:2012年09月30日 修正:2012年09月30日