湯本温泉 礼湯


恩湯へ続く坂道

 1427年(応永14年)、大寧寺の定庵禅師が、石の上で修行する住吉大明神と出会い、そのお告げで発見したとされる温泉。のちに、住吉大明神への報恩の湯として開設されたのが恩湯なので、歴史的には恩湯より古い。(と言っても、この手のハナシは大抵物語の域を出ないものではあるが...)

 明治期までは、礼湯は大寧寺の僧侶、恩湯は一般湯治客向けであったらしいが、その後、ともに温泉組合の経営となり、1951年からは地元自治体が運営する公衆浴場となっている。

 恩湯脇の坂道を登ったところにある現在の礼湯は、2002年8月に改築されたもの。趣はあるけれど、かなりぼろっちい恩湯とは反対に、バリアフリーにも配慮された快適な施設である。

 明るい浴室には、花崗岩の浴槽がひとつ。
 そこに満たされるのは、礼湯泉・湯本温泉混合泉。恩湯はややぬるい感じだが、こちらは加熱されており、ごく普通の湯温。加水もされているようなので、何となく"薄い"感じの肌触りではある。それでも堂々のかけ流しは立派。

 利用料100円の快適な休憩室があり、ゆっくり休める。

お気に入り指数:★★★☆☆

施設DATA
温泉名 湯本温泉
施設名 湯本温泉市営公衆浴場礼湯
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 〒759-4103 山口県長門市深川湯本2264番地(→地図)
電話番号 0837-25-3041
参考サイト ●ラブ!スパ●山口県「長門 湯本温泉」(湯本温泉旅館協同組合)
ななび -ながと観光ナビ-
営業時間 09:00〜21:00(恩湯休館日は恩湯の営業時間・毎月第3火曜日定休)
料金 大人:200円、小人:100円
無料の備品 鍵つきロッカー
浴場施設 内湯
駐車 可能(恩湯と同じ駐車場 乗用車約20台)
入浴日 2010年05月02日
備考 <0335>

温泉DATA
源泉名 礼湯泉・湯本温泉混合泉
泉質 アルカリ性単純温泉
泉温 39.4℃
湧出量 66.9L/min
知覚的試験 無色澄明、無味、微硫黄臭
pH値 9.24
ラドン 0.2×10-10キュリー
密度 ---g/cm3(20℃/4℃)
蒸発残留物 0.167g/Kg(110℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 0.189g/Kg
分析年月日 2002年7月8日
情報源 脱衣場の掲示
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
ナトリウムイオン 50.86
カリウムイオン 0.70
マグネシウムイオン 0.02
カルシウムイオン 2.61
ストロンチウムイオン 0.12
アルミニウムイオン 0.03
鉄(II)イオン 0.03
陽イオン合計 54.37
陰イオン mg
フッ素イオン 1.72
塩素イオン 12.22
水酸イオン 0.30
水硫イオン 0.40
硫酸イオン 13.00
リン酸イオン 0.12
炭酸水素イオン 12.20
炭酸イオン 33.01
陰イオン合計 72.97

非解離成分 mg
メタケイ酸 59.05
メタホウ酸 2.22
非解離成分合計 61.27
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 0.00
遊離硫化水素 0.00
溶存ガス成分合計 0.00

 



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制作:2010年07月18日 修正:2010年07月18日