妙見温泉 妙見石原荘 |
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妙見温泉(みょうけんおんせん)は、天降川(あもりがわ)沿いにある静かな温泉地。 いわゆる温泉街はないけれど、湯治場風の旅館から現代風の温泉宿まで、十軒あまりの宿泊施設がある。 本館の玄関を出て、長い渡り廊下を行った先に、3つの浴場がある。喫茶コーナーも併設されていて、湯上がりに一服できる仕組みになっているが、何と言っても素晴らしいのは、『椋の木露天風呂』だ。天降川の河原の岩盤に中庸の浴槽が設けられ、透明な湯が満たされている。 旅行雑誌でたびたび賞賛されるのは、自然と一体となったそのロケーションだが、温泉ファンならその泉質と構造に注目せねばなるまい。 泡付きを認める清冽かつ滑らかな湯で、口に含むと炭酸と金気を感じる。多くの温泉に入ったけれど、これほど新鮮な湯につかった記憶はない。 源泉を極力空気に触れさせないために、浴槽横にある源泉(掘削)から自噴した55.2℃の温泉水を熱交換器で適温にしたあと、そのまま浴槽に投入しているのである。湯面以下にある新湯パイプからはごぼごぼとガスが吹き出ているが、これは293mg/Kg含まれるCO2だろう。成分から考えて、時間が経つとすぐに緑灰色に濁る泉質だと思うが、浴槽の湯はあくまでも透明であったのが印象的である。 このほか、貸切露天風呂と大浴場がある。もちろんかけ流しだが、前者は1回30分と長湯できないのが難点。後者は、鹿児島在住の彫刻家・池川直氏制作の壁画から湯が流れ落ちる高級仕様だが、新鮮な温泉をわざわざ空気に触れさせているのは疑問に思う。 全15室の宿で、建物の規模に較べて極端に少ないから、館内は驚くほど静かである。 食事はすべて部屋出し。 2間続きの客室なので、布団を片付けずに朝食を摂れる。 お気に入り指数:★★★★★
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制作:2009年12月13日 修正:2009年12月13日