高原の湯

　国道135号線に面した日帰り入浴施設。伊豆急伊豆高原駅からも徒歩圏内にあり、交通の便はすこぶる良い。

　切妻屋根の建物には、板張りの広いロビーと畳敷きの休憩室がある。天井が高く、仕切りが少ないので、非常に開放的な感じがする。

　タイル張りの浴室はあまり広いものではなく、主浴槽とサウナ、打たせ湯があるのみ。施設のメインは露天エリアだ。

　木々に囲まれた傾斜地に3つの露天岩風呂の水風呂が配されている。深い緑と広い空を仰ぎながら、開放的な入浴を楽しめる。

　お湯は、41.4℃の芒硝泉系のアルカリ性単純温泉。ホームページには、『かけ流し』の記述があるが、オーバーフローは見当たらず、実感は乏しい。特にこれと言った浴感もなく、お湯そのものよりも、開放的な屋外での湯浴みを楽しむのが正解のようだ。

　入浴料は実質1,000円。周辺の民間施設と較べて殊更高いわけではないけれど、大阪からやってきた私としては、やはり見栄えにこだわる東京人相手の商売のように思える。

　館内には喫茶コーナーがあるだけだが、敷地内に海の幸を食べさせる料理店があり、そちらで食事も可能。

お気に入り指数:★★★☆☆