犬鳴山温泉 山乃湯

 犬鳴山温泉は、和泉山脈の懐深くにわく温泉。

 渓流に沿って、6〜7軒の旅館や日帰り入浴施設が立ち並び、ほんのちょっぴりではあるが、温泉地らしい雰囲気もある。

 山乃湯は、湯元温泉旅館である『温泉荘』の日帰り入浴施設。泉質についてはココが一番ときいて、出かけることにした。

 犬鳴温泉バス停から府道を更に進むと、崖下に落ちて行くように小さな道が分岐している。ここを入ったところに『山乃湯』がある。

 旅館の裏口みたいな軽金属のドアが玄関で、店番のおばちゃんに入浴料を払う。

 浴室には、小さなタイル張りの浴槽がひとつ。16℃の冷鉱泉だから加熱・循環だが、結構なオーバーフローがあり、お湯の鮮度は悪くない。

 掛かり湯をして湯船に飛び込むと、期待通り、全身の皮膚がぬめぬめになった。泉質は、私の大好きな純重曹泉。わすかに白濁したお湯は、鼻を近づけるとかすかな硫黄臭がある。

 建物2階が無料休憩室となっていて、ゆっくり休むことができる。釜飯が名物ときいたが、遅めの昼食を摂ったばかりであったので、試食はしなかった。

 温泉の質それ自体は、大阪でも屈指のもの。ただ、かなりくたびれた施設は、万人ウケするとは思えない。

 泉質重視のマニア向けの施設といったところか。

お気に入り指数:★★★☆☆

施設DATA
温泉名 犬鳴山温泉
施設名 山乃湯
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 〒598-0023 大阪府泉佐野市大木2234(→地図)
電話番号 072-459-7015
参考サイト 泉佐野市観光協会
営業時間 10:00〜18:00
料金 大人:700円、子供(0歳〜小学生):300円
無料の備品 ボディーソープ
浴場施設 内湯
駐車 可能(乗用車数台)
入浴日 2008年10月23日
備考 <0303>

温泉DATA
源泉名 犬鳴1号
泉質 ナトリウム-炭酸水素塩泉
泉温 16℃
湧出量 ---L/min
知覚的試験 ---
pH値 ---
ラドン ---×10-10キュリー
密度 ---g/cm3
蒸発残留物 ---g/Kg
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 1.391g/Kg
分析年月日 1977年3月30日
情報源 ロビーの掲示
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
ナトリウムイオン 372.6
カリウムイオン 23.01
アンモニウムイオン 0.540
マグネシウムイオン 0.270
カルシウムイオン 2.281
鉄(II)イオン 0.060
陽イオン合計 398.8
陰イオン mg
フッ素イオン 5.502
塩素イオン 21.61
水酸イオン 0.107
水硫イオン 0.602
硫酸イオン 1.662
リン酸二水素イオン 0.259
炭酸水素イオン 910.4
炭酸イオン 33.58
ヒドロケイ酸イオン 1.811
メタホウ酸イオン 0.625
陰イオン合計 976.2

非解離成分 mg
メタケイ酸 14.67
メタホウ酸 1.701
非解離成分合計 16.37
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 3.504
遊離硫化水素 0.010
溶存ガス成分合計 3.517

 


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制作:2008年10月23日 修正:2008年10月23日