三瓶温泉　亀の湯

　三瓶温泉に2つある共同浴場のひとつ。

　旅館街から少し離れた集落の中にあり、地元の人向けの色彩が強い。非組合員は、浴場向かいのよろずや(児玉商店)で、入浴券を買う決まり。1人200円。

　浴室には、小判型の浴槽がひとつ。中央部に土管が屹立していて、そこからお湯が湧きだしている。壁から突き出た太い塩ビパイプも浴槽内にドバドバ源泉を注いでいて、思わずほくそ笑んでしまうほどの大量のオーバーフローがある。

　お湯はとび色に軽く濁ったもので、口に含むと、金気を感じる。脱衣場の掲示によれば、使用位置では33℃の食塩泉。289mg/Kg含まれる炭酸ガスのせいか、つかっていると手足の末梢がぽかぽかしてくる不思議な感触の湯であった。

　夏場以外はそのままでの入浴はキツいようで、時間を限って加温している。
　昨今の燃料費高騰をうけて、2007年12月から、加温時間を1時間短縮した旨の掲示があった。

　浴場裏の駐車場---というか、単なる空き地に十分な駐車スペースがある。共同浴場なので、シャンプー・石鹸の備え付けはない。

　お気に入り指数:★★★★☆