吉岡温泉 下湯温泉館

 吉岡温泉には、2か所の外湯がある。

 若干の観光的要素がある『吉岡温泉館』と、純粋に地元の人たち向けの『下湯温泉館』だ。『吉岡温泉館』は4年前に訪れたので、今回は後者に入ってみることにした。

 『下湯温泉館』の建物は、素っ気ない鉄筋コンクリート造。ロビーはなく、受付のすぐ奥が脱衣場となっている。公衆浴場と言うより、少し大きな家庭風呂といった感じだ。

 タイル張りのこぢんまりとした浴室には、四角い湯船がひとつ。集中配湯システムで送られる吉岡温泉デフォルトの湯がかけ流しになっている。
 前回の『吉岡温泉館』は、あまりの"激熱"ぶりに閉口したが、こちらは常識的な温度で、ゆったりと滑らかな肌触りの湯を賞味することができた。

 私が訪れたのは、午後4時すぎ。普通の温泉地ならば、貸切バスやマイカーで宿泊客が到着し始める時刻だけれど、それらしい姿は見かけなかった。通りを行くのは、洗面器を手にした地元の住民だけである。いくら平日とは言え、あまりに淋しいではないか。

 高温かつ良質の湯がわくにもかかわらず、この温泉地はなぜか元気がない。工夫しだいで、賑わいを取り戻せるように思うのだが...。

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 吉岡温泉
施設名 下湯温泉館
施設の種別 日帰り入浴施設(共同浴場)
所在地 鳥取県鳥取市吉岡温泉町142-1(→地図)
電話番号 0857-57-0800
公式・参考サイト 鳥取市観光協会
いなば温泉郷ネット
営業時間 13:00〜22:00(無休)
料金 大人:200円、小人:100円
無料の備品 特になし
浴場施設 内湯
駐車 可能
入浴日 2008年09月04日
備考 <0296>

温泉DATA
源泉名 吉岡温泉 新設集湯槽
泉質 単純泉[低張性-弱アルカリ性-高温泉]
泉温 50.8℃
湧出量 ---L/min
知覚的試験 ---
pH値 8.2
ラドン 1.8×10-10キュリー/Kg
密度 ---
蒸発残留物 ---
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 0.500g/Kg
分析年月日 1999年2月25日
情報源 玄関の掲示
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
リチウムイオン 0.2
ナトリウムイオン 117.7
カリウムイオン 3.1
マグネシウムイオン 15.8
カルシウムイオン 0.3
アルミニウムイオン 0.1
陽イオン合計 137.4
陰イオン mg
フッ素イオン 4.2
塩素イオン 74.3
硫酸イオン 103.8
炭酸水素イオン 106.9
陰イオン合計 289.2

非解離成分 mg
メタケイ酸 70.7
メタホウ酸 3.0
メタ亜ヒ酸 0.1
非解離成分合計 73.8
溶存ガス成分 mg
溶存ガス成分合計 0.0

 


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制作:2008年09月04日 修正:2008年09月07日