別府・明礬温泉 湯の里


湯の花小屋

 別府・明礬温泉は、市街地から少し離れた、伽藍岳の中腹にある温泉地だ。

 火山地帯特有の酸性の湯が湧き、江戸時代には名前のとおり明礬を採取していたのだという。現在も、昔ながらの方法で、湯の花を製造している。

 明礬温泉湯の里は観光色の強い施設で、駐車場には貸切バスやタクシーがひっきりなしにやって来る。客の多くは、湯の花小屋を見学して、土産品を買い求めるのみだが、山手のほうに露天風呂があって、湯浴みを楽しむこともできる。

 メインは露天の岩風呂。強い硫化水素臭を伴うあおみどり色の濁り湯で、口に含むとかなり酸っぱい。開放的な環境で、いかにも温泉らしい湯につかれるが、生け垣越しに見る別府湾の眺望を大分自動車道の巨大なアーチ橋が分断しているのが残念。
 小さめの内湯もあり、浴槽の大きさと新湯の投入量を見る限り、こちらの湯のほうが新鮮な印象。

 このほか、湯の花小屋を模した家族湯が4棟あるが、こちらのほうが人気があるようで、全棟入浴中となっていた。

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 別府・明礬温泉
施設名 湯の里
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 〒874-0843 大分県別府市明礬温泉6組(→地図)
電話番号 0977-66-8166
公式・参考サイト 別府 明礬温泉 湯の里
営業時間 10:00〜22:00[21:00]
※[ ] 内は、11月〜3月。最終受付は終了1時間前。
料金 大人:600円、小人:300円
無料の備品 ボディーソープ・シャンプー・鍵つきロッカー・ドライヤー
浴場施設 露天風呂、内湯
駐車 可能
入浴日 2008年05月18日
備考 <0289>

温泉DATA
源泉名 湯の里(湧出地:大分県別府市大字鶴見1335番地)
泉質 単純酸性硫黄泉(硫化水素型)[低張性-酸性-高温泉]
泉温 61.9℃(気温:6℃)
湧出量 測定せず(自然湧出)
知覚的試験 弱乳白色・弱白濁・中酸味・弱金気味・強硫化水素臭
pH値 2.2(26℃)
ラドン 測定せず
密度 0.9989g/cm3(20℃)
蒸発残留物 0.754g/Kg(110℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 0.687g/Kg
分析年月日 2005年2月24日
情報源 受付の掲示(温泉分析書のコピー)
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
水素イオン 6.4
ナトリウムイオン 11.1
カリウムイオン 5.6
アンモニウムイオン 0.2
マグネシウムイオン 3.8
カルシウムイオン 11.0
アルミニウムイオン 10.3
鉄(II)イオン 5.4
陽イオン合計 53.8
陰イオン mg
塩化物イオン 2.8
チオ硫酸イオン 1.7
硫酸水素イオン 77.5
硫酸イオン 364.0
リン酸二水素イオン 0.4
陰イオン合計 446.4

非解離成分 mg
メタケイ酸 186.0
メタホウ酸 0.0
メタ亜ヒ酸 0.0
硫酸 1.2
非解離成分合計 187.2
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 106.0
遊離硫化水素 17.8
溶存ガス成分合計 123.8

 


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制作:2008年05月27日 修正:2008年06月03日