蒲生野の湯 |
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滋賀県竜王町に今年(2007年)3月に新規開業した日帰り入浴施設。 名神竜王ICから国道477 号線を約10分、うっかりすると見落としそうな看板を頼りに脇道に入り、更に観光果樹園を抜けた小高い丘の上にある。カーナビがあっても、アクセスには少々手間取るのではあるまいか。 スペイン瓦葺きの瀟洒な建物。しかし、玄関には無骨な灰色の靴箱が並んでいて、ちょっと面食らう。脱衣場のロッカーも同様のもので、味気ない。 浴室はあまり広いものではなく、ジャグジーつきの主浴槽、サウナ、水風呂などがある。『霧降る淡海』と名付けられた浴室は、浅い浴槽がある個室で、天井から霧状の湯が降ってくるもの。初体験だが、これはなかなか気持ちがいい。 温泉が使われるのは露天エリア。岩風呂と壷湯があった。 けれども、岩風呂の一部が深さ10cmくらいのごく浅い寝湯になっているのは秀逸だ。湯船の縁が枕になる設計で、30分くらい微睡んだ。ゴロ寝が出来る休憩所もあり、天気のいい日は快適なひとときを過ごせるだろう。 浴後の休憩設備は充実していて、2階には、畳敷きの広間のほか、背ずりが深く倒れる椅子もある。これらの利用に追加料金はいらない。 別棟のレストランでは、近江牛を使った料理を味わえる。地元の農産物直売所もある。全然目立たないが、温泉スタンドも設置されている。 開業して半年も経ってないので、どの施設も新しくてキレイ。ただ、それらの配置は機能的でなく、内装も統一感に欠ける。大手チェーンの温浴施設と比較するのは酷かも知れないが、あと一歩の改善が望まれる。 お気に入り指数:★★☆☆☆
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