丹後神野温泉 みなと悠悠 |
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京都府の西北端、京丹後市の日本海沿いには数多くの温泉がある。 このうち、木津温泉は長い歴史をもつ温泉地だが、戦後、その周辺に観光客誘致の目的でたくさんの温泉が掘られた。その多くが源泉名に基づく独自の温泉を名乗っており、温泉ファンにとっては非常にややこしいことになっている。 "みなと悠悠"は、(旧)久美浜町にあるホテル。公式サイトで原則"源泉かけ流し"と明記されていたので、ひと風呂浴びることにした。 日本海と久美浜湾を隔てる砂州の上に、鉄筋5階建ての建物があった。外来入浴料の掲示はなかったが、フロントに申し出ると快く受付をしてくれる。 こぢんまりとした浴室には、そこそこの大きさの主浴槽がひとつ。水面が盛り上がるほどの豪快な循環式。これまでの経験上、内湯より露天のほうにいい湯が使われていることが多いから、気を取り直して外に出てみると、こちらもやっぱり見事な循環風呂であった。 いずれの浴槽もオーバーフローは皆無。湯口から注がれる湯にも、これといった感触はなく、がっかりした。失意のうちに浴場を出ると、脱衣場には、循環している旨の立派な掲示なされていた。 私はかけ流し教信者ではない。だから、循環式が悪いとは思っていない。むしろ、芋洗い状態の汚れたかけ流しよりは、すっきりキレイな循環式温泉のほうがよほど気持ちいいと思っている。 しかし、それにしても、あの公式サイトの表現は何だろう。釈然としない思いを抱きつつ、ホテルをあとにした。 お気に入り指数:★☆☆☆☆
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制作:2007年6月25日 修正:2007年7月3日