延羽の湯 |
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2006年暮れ、大阪・羽曳野に新規開業した日帰り入浴施設。 巨大な駐車場をもつ郊外型パチンコ店と同居。両者ともに同じ企業の経営らしい。 フロントでは、下足ロッカーキーと引き換えにバーコードのついたリストバンドを渡される。館内での支払いはすべてこのバンド提示でOK。入浴料を含めて全額あと払いの、スーパー銭湯というより健康ランドに近いシステムだ。 入浴料は800円(タオルつき)だが、更に800円追加すると館内着やバスタオルが貸与され、『薬石汗蒸房』と称するサウナが利用できる。多くの客がこちらを選んでいたので、私も体験することにする。 ロビーはスペースを贅沢に使った伸びやかな空間で、高い天井から和風シャンデアリアが吊るされている。軽食コーナーのほか、フルサービスの食堂と焼き肉店、理髪店などがある。 浴場は黒を基調としたシックな内装。ただ、屋内にあるのは主浴槽と洗い場のみで、主体は里山をイメージしたという広大な露天エリアだ。 温泉ファンにとっての目玉は、何と言っても源泉浴槽だろう。かなり深めの露天岩風呂で、淡い褐色の湯がかけ流しになっている。ゴムが焦げたような匂いがあり、口に含むとかすかに塩味を感じる。わずかに加熱しているものの、体温+α程度のぬる湯で、しばらくつかっていると体毛に微細な泡が付く。大阪のスーパー銭湯で、まさか"泡付き"を体験できるとは思わなかった。これはいい。 ほかにも、壺湯や香り風呂、寝湯などの多彩なお風呂、サウナと蒸し風呂がある。この種の施設では定番とも言えるジャグジーがなかったのは、経営者の信条なのだろうか。私は大賛成だが、不満に思う人もいるかも知れない。 さて、特別料金を投じて利用した『薬石汗蒸房』だが、要するに巨大な着衣型サウナ風呂である。今はやりの岩盤浴もあり、時間制限なしで利用できる。仲良く汗をかいている中年夫婦を多く見かけたが、『アンタ、こっち空いとるで!!』なぞと大声を出すおばちゃんが必ずいて、少々落ち着かない。空気がやや汗臭いのも気になった。利用者専用の畳敷き休憩室があり、ゆっくり横になって休める。この『薬石汗蒸房』を含めて、入浴は何回でもOKだ。 "泡付き源泉風呂"は高得点だが、平日800円は若干高い印象。やはり、1,600円払って、丸1日まったり過ごすのが正解だろう。 お気に入り指数:★★★☆☆
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制作:2007年2月9日 修正:2007年2月12日