白川郷の湯

 世界遺産に指定された飛騨・白川郷(荻町地区)にある日帰り入浴施設(宿泊も可能)。

 地元の建設会社が消雪用の井戸を掘ろうとして、温泉が湧出。世界遺産指定区域内にあるので新築が許されず、既存の工場を改装して2002年10月に開業した。

 鉄骨造だが、木造長屋ふうの外観となっていて、玄関には足湯もある。ロビーは広いものではないが、高い天井が印象的。

 観光客を意識してか、浴場も結構豪華な造りだ。石張りの主浴槽と庄川を望む露天風呂のほか、サウナと水風呂がある。

 お湯は、溶存物質:1.409g/Kgの冷鉱泉。冷鉱泉であるから当然加熱、そして循環式である。わずかに濁った塩味のする湯で、少し金気も感じる。ジャグジーが温泉水を引っ掻き回しているのは感心しないが、一般の宿泊客にはこうした小細工があったほうが喜ばれるのだろう。付近の旅館や民宿から来る人も多く、外湯的な利用も多いと思う。

 畳敷きの休憩室、喫煙場を兼ねたテラスもあり、ゆっくり横になることもできる。

 個人的に食塩泉はあまり好みの泉質でなく、ちょっと辛い評価になってしまったけれど、観光のついでにひと風呂浴びるには、なかなか良く出来た施設だと思う。

お気に入り指数:★★★☆☆

施設DATA
温泉名 白川郷の湯
施設名 白川郷の湯
施設の種別 日帰り入浴施設(宿泊も可能)
所在地 〒501-5627 岐阜県大野郡白川村荻町337(→地図)
電話番号 05769-6-0026
公式サイト 白川郷の湯
営業時間 07:00〜21:00(無休)
料金 大人:700円、小人:300円
無料の備品 ボディーソープ・シャンプー・鍵つきロッカー・ドライヤー・化粧品
浴場施設 内湯、露天風呂、サウナ、水風呂
駐車 可能
入浴日 2006年10月9日
備考 <0241>
循環・加熱・塩素系消毒剤使用

温泉DATA
源泉名 白川郷の湯(湧出地:岐阜県大野郡白川村大字荻町字沖田1144)
泉質 ナトリウム-塩化物冷鉱泉[低張性-弱アルカリ性-冷鉱泉]
泉温 20.2℃(気温:33℃)
湧出量 131L/min(掘削による動力揚湯)
知覚的試験 ほとんど無色澄明、塩味・微鉄味を有す。
pH値 7.7
ラドン (未測定)
密度 1.0011g/cm3(20℃)
蒸発残留物 1.213g/Kg(180℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 1.409g/Kg
分析年月日 2001年7月27日
情報源 脱衣場の掲示(温泉分析書に準ずる内容)
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
リチウムイオン 0.4
ナトリウムイオン 441.6
カリウムイオン 3.6
マグネシウムイオン 10.2
カルシウムイオン 36.8
ストロンチウムイオン 2.2
バリウムイオン 1.0
アルミニウムイオン 痕跡
マンガンイオン 0.04
鉄(II)イオン 0.4
亜鉛イオン 痕跡
陽イオン合計 496.2
陰イオン mg
フッ素イオン 7.9
塩素イオン 617.2
臭素イオン 1.2
ヨウ素イオン 0.7
硫酸イオン 4.4
炭酸水素イオン 254.5
陰イオン合計 885.9

非解離成分 mg
メタケイ酸 20.9
メタホウ酸 5.9
非解離成分合計 26.8
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 11.5
溶存ガス成分合計 11.5

 


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制作:2006年10月10日 修正:2006年10月15日