えびね温泉


温泉水を持ち帰る人たち

 国道42号線から、日置川に沿って17Kmほど山あいに入ったところにある温泉。

 県道と河川敷の間の細長い土地に、鉄骨造の建物が並んでいる。駐車場の一角に人だかりができているが、これはあとで見物することにして、まずは入浴してみる。

 浴場の建物は、12角形のユニークな造り。日置川に面した部分はガラス張りになっていて、眺望も素晴らしい。その湯小屋の中心に、やはり12角形の主浴槽が配置されている。花崗岩張りの洒落た湯船で、石張りの洗い場にざんざんお湯が溢れている。

 お湯は、かなり強い硫化水素臭をもつ透明なもの。若干加温しているとのことだが、たいへん柔らかな感じがする名湯である。ただ、気泡発生装置がお湯を引っ掻き回しているのはいただけない。源泉かけ流しは、やはり、静かに味わいたいものだ。

 広い休憩室があり、深い山々のみどりを眺めながら、ゆっくり休める。簡単な食事をとることもできる。

 最近、ボーリングで掘り当てた新興温泉のように見えるが、じつは古く明治の初めから知られた湯なのだそうだ。1889(明治22)年の水害で一旦源泉が失われるが、昭和の初めに再び湧出に成功し、"山本樓"という屋号で、温泉旅館を営んでいたという。

 ところで、先ほどの人だかり、一体何かと見に行ったら、それは温泉水を汲む人々なのであった。立派な販売所があって、みな、一人で何個ものポリタンクに詰めている(10円/L)。
 近畿一円のナンバーをつけたクルマが列をなしていたが、いったい、どんな霊験があるのだろうか。

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 えびね温泉
施設名 えびね温泉
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 〒649-2535 和歌山県西牟婁郡白浜町向平504(→地図)
電話番号 0739-53-0366
公式・参考サイト ---
営業時間 10:30〜18:00(1月1〜3日を除き無休)
料金 大人:500円、小人:400円
無料の備品 ボディーソープ・シャンプー・鍵つきロッカー・ドライヤー
浴場施設 内湯
駐車 可能
入浴日 2006年9月24日
備考 <0235>
非加水・加熱・消毒剤非使用

温泉DATA
源泉名 えびね温泉
湧出地:和歌山県西牟婁郡日置川町大字向平湯ノ上続509番地
泉質 単純硫黄温泉
泉温 35.7℃(気温:25.0℃)
湧出量 162L/min(動力揚湯2.0馬力)
知覚的試験 無色澄明にて、微弱硫化水素臭、微弱鉱味を有する。
pH値 9.7
ラドン ---×10-10キュリー
密度 0.9982g/cm3(19.0℃/4.0℃)
蒸発残留物 0.1600g/Kg(180℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 0.171g/Kg
分析年月日 2000年11月8日
情報源 脱衣場の掲示(温泉分析書のコピー)
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
水素イオン 0.0
ナトリウムイオン 53.5
カリウムイオン 0.3
マグネシウムイオン 0.0
カルシウムイオン 1.3
アルミニウムイオン 0.1
マンガンイオン 0.0
鉄(II)イオン 0.1
陽イオン合計 55.3
陰イオン mg
フッ素イオン 6.6
塩素イオン 8.8
水酸イオン 0.9
硫化水素イオン 4.8
チオ硫酸イオン 0.0
硫酸イオン 1.8
炭酸水素イオン 15.3
炭酸イオン 30.0
メタケイ酸水素イオン 28.3
メタホウ酸イオン 0.0
陰イオン合計 96.7

非解離成分 mg
メタケイ酸 18.5
メタホウ酸 0.3
非解離成分合計 18.8
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 0.0
遊離硫化水素 0.0
溶存ガス成分合計 0.0

 


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制作:2006年9月26日 修正:2006年10月1日