上諏訪温泉 衣温泉 |
|||||||||||||||||||||||||||||||
関西人の私には意外に思えるが、長野県諏訪市は、実は全国有数の"温泉のまち"である。 共同浴場とは、地域の人たちが資金を出し合って維持・管理している小規模な浴場のこと。原則的にはその構成員専用だが、いくつかの共同浴場では、若干の負担で、旅行者にも快くその湯を賞味させてくれる。 この衣温泉も、そうした懐の深い共同浴場のひとつで、誰もが入浴を許されている。とは言え、商業ベースの入浴施設ではないから、まったく宣伝はされていない。ネットで得た情報をもとに、住宅や商店が入り交じった一角を走り回っていたら、不意に小さな湯小屋が見つかった。 豆タイルを貼った浴槽には、わずかに硫化水素臭を感じるお湯がかけ流しになっている。少し熱めの湯に身を委ね、香ばしい硫黄のアロマを吸い込むと、大阪から300Km超をドライブしてきた甲斐があったと心底思う。ああ、何たるシ・ア・ワ・セ! 脱衣場には、1918(大正7)年2月15日付の分析表が掲げられているが、現在の上諏訪温泉は、集中配湯システムを採用しているので、たぶん、実際とは異なると思う。 お気に入り指数:★★★★☆
|
|||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||
温泉成分に関する表示はなし。
|
Copyright (C) 2006 Heian Software Engineering. Allrights Reserved.
制作:2006年9月20日 修正:2006年9月30日