六日町温泉 中央温泉

 六日町温泉もまた、地下資源の開発に際して発見された温泉である。1957年秋、天然ガスの試掘中に温泉が噴出し、1964年には国民保養温泉地に指定されている。
 町内の旅館などで利用されているが、手軽な立ち寄り湯としては、六日町郵便局の隣に温泉浴場がある。

 中央温泉は、呑み屋やスナックが入居する安っぽいビルの1階にあり、男女別の引き戸を開けると、すぐに番台のおばさんがいる。要するに場末のビル銭湯そのものだが、入浴料は新潟県の公定銭湯料金(370円)よりまだ安い。

 浴室は広くはないが豪華な造りで、浴槽・洗い場ともに大理石張りだ。けれども、温泉ファンにとってそれ以上に豪華なのは、お湯とその使い方だろう。非加熱・非加水・掛け流しの三拍子が揃った最上級の温泉浴槽で、無色透明、かすかに硫黄臭を伴うお湯がざあざあ溢れている。たった250円で、毎日こんな温泉に入っている六日町の人は幸せだ。

 JR六日町駅からも比較的近いので、列車の待ち時間を使ってひと風呂浴びるような入り方もできると思う。お勧めである。

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 六日町温泉
施設名 中央温泉
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 新潟県南魚沼市六日町2116(→地図)
電話番号 025-773-3434
参考サイト 南魚沼市観光協会
営業時間 10:00〜23:00
料金 大人:250円、中人:100円、小人:50円
無料の備品 なし
浴場施設 内湯
駐車 可能(乗用車1台)
入浴日 2006年5月5日
備考 <0213>
非加水・非加熱・非循環・消毒剤非使用

2011年春に廃業したとの情報がある。


温泉DATA
源泉名 7号井・12号井・13号井 混合泉
泉質 単純温泉[低張性-弱アルカリ性-高温泉]
泉温 47.6℃
湧出量 ---L/min
知覚的試験 ---
pH値 7.91
ラドン ---×10-10キュリー
密度 0.9986g/cm3(20℃/4℃)
蒸発残留物 0.787g/Kg(110℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 0.8414g/Kg
分析年月日 2004年10月26日
情報源 脱衣場の掲示
1Kg中の成分

  
陽イオン mg
リチウムイオン 0.4
ナトリウムイオン 239.8
カリウムイオン 10.8
マグネシウムイオン 0.7
カルシウムイオン 44.1
ストロンチウムイオン 0.6
バリウムイオン 0.1
陽イオン合計 295.7
陰イオン mg
フッ素イオン 3.5
塩素イオン 381.9
硫酸イオン 31.0
炭酸水素イオン 76.3
炭酸イオン 6.6
陰イオン合計 499.3

非解離成分 mg
メタケイ酸 28.3
メタホウ酸 18.1
非解離成分合計 46.4
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 1.6
溶存ガス成分合計 1.6

 


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制作:2006年05月08日 修正:2013年11月09日