雲仙温泉 新湯共同浴場


あらかじめ入浴券を買っておく

 雲仙にある3か所の共同浴場のひとつ。

 一見したところ、民家のような建物。管理人が常駐しているが、現金では入浴できず、あらかじめ近くの商店で入浴券を買うシステムになっている。

 素朴な石張りの浴室に長方形の湯船があり、白濁したお湯が満たされている。地獄から引き湯したものだそうで、強い硫化水素臭が心地良い。

 雲仙の開山は今から1,300年もまえのことだが、シーボルトがその著書で紹介したことから、明治の早い時期から、外国人向けの高級リゾート地として整備されてきた。
 純洋式のホテルが建ち並び、県営のゴルフ場やテニスコートも造られたという。

 今でもどこか上品な温泉街の雰囲気は、こうした雲仙の歴史によるものだろうと思う。

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 雲仙温泉
施設名 新湯共同浴場
施設の種別 日帰り入浴施設(共同浴場)
所在地 〒854-0621 長崎県南高来郡小浜町雲仙(→地図)
電話番号 ---
参考サイト 雲仙観光協会
雲仙お山の情報館
営業時間 09:00〜23:00
料金 大人:100円、子供:50円
無料の備品 鍵つきロッカー
浴場施設 内湯
駐車 可能(公共有料駐車場を利用)
入浴日 2005年9月23日
備考 <0169>

温泉DATA
源泉名 ---
泉質 酸性硫化水素泉
泉温 ---℃(気温:XXX℃)
湧出量 ---L/min
知覚的試験 ---
pH値 ---
ラドン ---×10-10キュリー
密度 ---g/cm3(20℃/4℃)
蒸発残留物 ---g/Kg
溶存物質総計(ガス性のものを除く) ---g/Kg
分析年月日 ---
情報源 脱衣場の掲示
1Kg中の成分

温泉成分に関する詳細掲示なし

 

 旅の情報

 国道57号線は、大分市と長崎市を結ぶ幹線国道(旧一級国道)である。

 熊本からは三角半島に向かい、三角-島原間はフェリーでの連絡となるのだが、その後はつづら折れの山岳道路となって標高700mの雲仙温泉に達し、再び橘湾に面した小浜に駆け下るルートとなっている。

 島原と諫早・長崎を結ぶだけなら、海岸沿い(国道251号線)をたどったほうが早いはずで、古くから外国人向けのリゾートとして開発された雲仙が、いかに重要な地位を占めていたかを示していると思う。

 写真は雲仙の地獄脇を通過する国道57号線。温泉街のメインストリートでもあるが、バイパス道路はない。


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制作:2005年10月2日 修正:2005年10月3日