小森温泉 |
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岡山県中部の山あいに湧く温泉。 ここに温泉があることは古くから知られており、『一羽の鷺がここで傷を癒して飛び去った』というありふれた言い伝えも残されている。けれども、小森温泉が本格的に開発されたのは江戸時代で、1732年、岡山藩主池田継政が巨費を投じて石造りの湯壷と湯屋を造った。当初は領内唯一の湯治場として賑わったらしいが、湯温が低下したことなどから、数年を経ずして寂れてしまったという。 復興当初は、岡山市内から無料送迎バスが運転されるなどして人気を集めたようだが、それから半世紀が過ぎたいま、かくも由緒正しき小森温泉は再び"鄙び"の境地に達しつつある。 肝心の浴室は、この建物の地下1階相当の場所にある。焼谷川に面しているが、小さな窓があるだけで、眺望は効かず、ちょっと陰気な感じがする。 温度が異なる2つの浴槽があり、いずれも源泉掛け流しとなっている。 浴場のすぐ近くに前述の湯壷があり、自由に見学できる。縦横約5m、深さ約1.5mとのことだが、ぱっと見たところでは、"風呂"という感じはしない。 この小森温泉のほかに、新しい洋風の宿泊施設もあり、ここでも日帰り入浴を受け付けているとのことであった。 お気に入り指数:★★★★☆
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制作:2005年3月6日 修正:2005年3月12日