白浜温泉 崎の湯

 白浜の名物露天風呂。海岸の岩盤をくりぬいて、そこを湯船としている。

 ご覧のとおり、太平洋の水平線を望む解放感は、他にあまり例を見ない。砕ける波しぶきを浴びながらの入浴である。

 お湯は、硫黄臭たっぷりの食塩泉。湯口には、大理石のような白い析出物が堆積している。適度なすべすべ感もあって、印象的な浴感である。もちろん、循環なしの掛け流し。

 以前は、無料の野湯であったが、2004年1月に改装され、鍵つきロッカー等が設けられた。入浴料300円が必要になったが、その代わり管理人が常駐するようになり、手入れも行き届いている。

 崎の湯がある湯崎地区は、白浜温泉の中でももっとも長い歴史を持つ。
 古くは日本書紀にも記述があるらしいが、大正時代までは、海岸の温泉湧出場所をそのまま湯船とし、そこに入浴していたという。
 その意味では、この崎の湯は、もっとも原始的な白浜温泉の姿を今に伝える貴重な存在である。(但し、現在の崎の湯は御幸源泉の引き湯で、足下湧出ではない)

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 白浜温泉
施設名 崎の湯
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎1668(→地図)
電話番号 0739-42-3016
参考サイト 白浜町役場
白浜観光協会
白浜温泉旅館協同組合
営業時間 07:00〜17:00(7・8月は、19:00まで)
料金 大人:300円(3歳以上)
割り引き情報はこちら
無料の備品 鍵つきロッカー
浴場施設 露天風呂×2
駐車 可能(10台くらい)
入浴日 2004年10月11日
備考 <0083>


温泉DATA
源泉名 御幸2号(湧出地:和歌山県西牟婁郡白浜町2993)
泉質 ナトリウム-塩化物泉[中性-高張性-高温泉]
泉温 86.0℃
湧出量 ---
知覚的試験 無色澄明にて、微弱硫化水素臭、中塩味を有する。
pH値 7.4
ラドン ---×10-10キュリー
密度 ---
蒸発残留物 ---
溶存物質総計(ガス性のものを除く) ---
分析年月日 1993年10月6日
情報源 白浜観光協会HPから引用。
1Kg中の成分
 

成分の詳細は不明


■御幸源泉

 崎の湯の入り口にある御幸源泉。

 鉄製の櫓が建ち、湯気がもうもうと立ち上る。ほのかに硫黄の香りが漂い、いかにも"温泉に来た"という気分になる。

 白浜の温泉街には、他にもこのような源泉井戸が散在している。


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制作:2004年10月14日 修正:2004年10月14日