弥栄あしぎぬ温泉

 とにかく、ビックリするくらいカネがかかったであろう公営日帰り入浴施設。

 フロントでロッカーキーを受け取ったあと、展望エレベータで6階建てのビルくらいはありそうな塔屋に昇り、ガラス張りのトラス橋を渡って浴場に着く。

 "卑弥呼の湯"と"王国の湯"の2つの浴場が男女日替わりで使用される。この日は、前者が男性用となっていた。

 内湯は、主浴槽のほかに、泡風呂、打たせ湯、それに一人ずつ入るタイプの木製蒸し風呂がある。
 屋外には、湯が滝となって注ぐ露天風呂、底から青い照明が施された少々いかがわしい雰囲気のジャグジー、ドライサウナ、水風呂が設けられている。露天風呂には和風の木造屋根が懸かっているけれど、全体としてはどこか欧風の雰囲気が漂っている。

 泉質は、硫酸イオンを1,000mg/Kg以上含む芒硝泉(ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉)。
 芒硝泉は、特有の臭気があり、"キシキシする浴感"が特徴らしいが、あまり実感できなかった。かの郡司勇氏によれば、かなりポイントの高い温泉なのだそうで(All About Japan:温泉マニア)、それが実感できないのは私の修業が足りないからだろう。

 ひと風呂浴びたあとは、フロント横にある畳敷きの休憩室で横になれる。あまり広くはないが、食堂も併設されていて、定食ものなどのメニューが準備されている。

 京丹後市は、京都府北部の6町(峰山町・大宮町・網野町・丹後町・弥栄町・久美浜町)が合併して2004年4月に誕生した新しい市。新市の市役所が置かれることになった旧峰山町を除いて、各町に温泉が湧いている。
 高速道路の開通で、大阪からは3時間弱で到達できるようになった。今度は、冬場のカニシーズンにぜひ訪れたいと思っている。

お気に入り指数:★★★☆☆

施設DATA
温泉名 弥栄あしぎぬ温泉
施設名 弥栄あしぎぬ温泉
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 〒627-0132 京都府京丹後市弥栄町木橋1146番地(→地図)
電話番号 0772-65-2000
公式サイト あしぎぬ温泉
営業時間 10:00〜22:00(最終受付 21:30)
水曜日定休(祝日の場合は営業)
料金 大人(高校生以上):600円、小人(3歳〜中学生):400円
無料の備品 ボディーソープ・シャンプー・鍵つきロッカー・ドライヤー
浴場施設 内湯、泡風呂、打たせ湯、露天風呂、ジャグジー(屋外)、サウナ、水風呂など
駐車 可能
入浴日 2004年9月12日
備考 <0076>


温泉DATA
源泉名 弥栄あしぎぬ温泉(湧出地:京都府竹野郡弥栄町字和田野小字中原2500番地)
泉質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉[低張性-アルカリ性-高温泉]
泉温 50.4℃(気温 25.0℃)
湧出量 212L/min(動力)
知覚的試験 無色、透明、極微硫黄臭、無味
pH値 8.59
ラドン 8.00×10-10キュリー
密度 1.0000(20℃)
蒸発残留物 1944g/Kg(110℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 1.750g/Kg
分析年月日 1993年5月24日
情報源 脱衣場の掲示(温泉分析書のコピー)
1Kg中の成分
     

    

陽イオン mg
ナトリウムイオン 302.0
カリウムイオン 7.4
カルシウムイオン 250.8
リチウムイオン 0.4
ストロンチウムイオン 2.6
陽イオン合計 563.2
陰イオン mg
フッ素イオン 5.2
塩素イオン 41.1
硫酸イオン 1084
炭酸水素イオン 17.1
炭酸イオン 4.6
陰イオン合計 1152.0

非解離成分 mg
メタケイ酸 33.1
メタホウ酸 2.1
非解離成分合計 35.2
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 0.6
溶存ガス成分合計 0.6

 


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制作:2004年9月12日 修正:2004年9月14日