高野槙の湯温泉 槙の湯山荘


源泉井戸と飲泉場

 高野山から花園村方向へ、恐ろしく狭隘な国道371号線を7Kmほど下ったところにある小さな宿泊施設。日帰り入浴で利用させてもらった。

 入浴施設は槙材でふちどられた内湯のみだが、清掃が行き届いていて、気持ちよく入浴できる。良質の重曹泉であると聞いて期待したが、加熱・循環されたお湯はスベスベ感が少なく、ちょっとがっかりした。

 駐車場の隅に三角屋根をかけた源泉井戸があり、温泉(源泉)とわき水(天然水)の蛇口がある。宿泊or入浴客は、無料で持ち帰り可とのこと。
 ためしに源泉を口に含んでみたが、温泉分析書の記載のとおり、かなり強い硫化水素臭があり、金気と炭酸味を感じた。浴場のお湯とは全然違う!
 この新鮮な源泉100%のお風呂があれば、きっと★5つの超オススメ温泉になると思うが、毎分25Lの湧出量ではちと苦しいか...。

 畳敷きの休憩室もあり、入浴後はゴロンと横になれる。別棟で食事もできるとのこと。

 周辺には数戸の民家があるだけで、あとは圧倒的な緑が旅行者を包み込む。都会の雑踏を逃れて、ゆっくり命の洗濯をするにはいいところかも知れない。

お気に入り指数:★★★☆☆

施設DATA
温泉名 高野槙の湯温泉
施設名 槙の湯山荘
施設の種別 旅館
所在地 和歌山県伊都郡高野町相ノ浦(→地図)
電話番号 0736-56-5050
公式(?)サイト http://www.aikis.or.jp/~porepore/
営業時間 10:00〜19:00(日帰り入浴)
料金 大人:1,000円、子供:500円
無料の備品 ボディーソープ・シャンプー・ドライヤー・化粧品
浴場施設 内湯
駐車 可能
入浴日 2004年5月23日
備考 <0042>

※既に廃業したとの情報あり。(2013/11/12追記)


温泉DATA
源泉名 高野マキの湯温泉(湧出地:和歌山県伊都郡高野町大字相ノ浦字向井垣内110)
泉質 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉[等張性-中性-低温泉]
泉温 30.6度(気温:15.0℃)
湧出量 25L/min(動力揚湯(15馬力))
知覚的試験 黄色微混濁にて、微弱硫化水素臭、弱炭酸味を有する。
pH値 7.2
ラドン ---
密度 1.0064g/cm3(20℃/4℃)
蒸発残留物 6.650g/Kg(130℃)
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 7.946g/Kg
分析年月日 1990年10月28日
1Kg中の成分
     

    

陽イオン mg
ナトリウムイオン 2224
カリウムイオン 13.0
マグネシウムイオン 47.8
カルシウムイオン 51.3
マンガンイオン 0.1
鉄(II)イオン 16.0
陽イオン合計 2352
陰イオン mg
フッ素イオン 4.2
塩素イオン 1523
硫化水素イオン 0.2
硫酸イオン 2.1
炭酸水素イオン 4033
炭酸イオン 4.9
メタケイ酸イオン 0.1
陰イオン合計 5568

非解離成分 mg
メタケイ酸 26.6
非解離成分合計 26.6
溶存ガス成分 mg
二酸化炭素 426.9
硫化水素 0.1
溶存ガス成分合計 427.0

 


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制作:2004年05月24日 修正:2013年11月12日