箕面温泉 スパーガーデン |
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"♪みの〜おんせんすぱ〜が〜でん"---関西で幼年期を過ごした30代半ば以上の方は、必ずやこの歯切れのいいCMソングを覚えておられるに違いない。 昭和40年代に絶頂を極めた大阪近郊の巨大温泉リゾートである。 小学生低学年の頃、町内会の旅行で行ったことがあるはずなのだが、まったく記憶がない。日曜日の夕方、三十数年ぶりに再訪してみた。 男湯は、とにかくデカい、プールの如き主浴槽(含食塩重曹泉とホウ酸泉の混合)とラジウム泉を満たした小さめの浴槽、それに、あとで増設したことが見え見えの乾式サウナと湿式サウナがある。現代のスーパー銭湯必須の露天風呂や木製浴槽はない。竣工は1965年で、質より量を追及した高度成長期の思想を体現した施設のように思える。 お湯は塩素臭バリバリの循環式だが、主浴槽のそれは若干のヌメリが感じられ、他方、ラジウム泉のほうはやや硬い湯の感触があった。女湯は、男湯と同等ではなく、かなり小規模とのこと。このあたりも時代の差を感じざるを得ない。 ボウリング場、スケート場(今シーズン限りで閉鎖)、歌謡ショウが見られる大宴会場などとのセットで楽しむのが本来の利用法のようで、昼間の入浴だけ(大人:1,300円)は、いかにもコストパフォーマンスが悪い。 娯楽施設の営業が終わる17時以降は700円で入浴できるが、"昭和レトロ"を味わうにしても、少々高すぎる感じがしないでもない。 横になれる休憩室はなし。19時以降は、食事も不可の模様。 お気に入り指数:★★☆☆☆
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温泉DATA | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
源泉名 | 1〜5号泉 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
泉質 | 1号泉:ラジウム泉、2・4 号泉:含食塩重曹泉、3・5号泉:ホウ酸泉 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
泉温 | 33.7℃(1号泉)、37.4℃(2・4 号泉)、41.8℃(3・5号泉) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
湧出量 | 222.4ton/日(1号泉)、554.9ton/日(2・4 号泉)、637.0ton/日(3・5号泉) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
知覚的試験 | 無色透明無味無臭(1号泉)、無色透明微塩味(2〜5号泉) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
pH値 | 7.6(1号泉)、8.0(2・4 号泉)、7.9(3・5号泉) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラドン | 9.412マッヘ/L(1号泉)、8.052マッヘ/L(2・4 号泉)、4.545マッヘ/L(3・5号泉) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
密度 | --- | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
蒸発残留物 | --- | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
溶存物質総計(ガス性のものを除く) | 547.5mg/Kg(1号泉)、6.037mg/Kg(2・4 号泉)、5.877mg/Kg(3・5号泉) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分析年月日 | --- | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1Kg中の成分
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温泉成分の掲示はかなりアバウト。含食塩重曹泉(2・4 号泉)の根拠はまったく不明。
1号泉
2・4号泉
3・5号泉
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制作:2004年2月15日 修正:2004年2月29日