湯泉地温泉 滝の湯

 奈良・五条から国道168号線を南下すること約80Km。十津川村に入って最初の温泉が湯泉地(とうせんじ)温泉だ。十津川に沿って旅館や民宿が点在する静かな場所だが、ここには、村営の日帰り入浴施設が2つある。

 滝の湯は、もと旅館を改装した施設だそうで、小さな滝を望む露天風呂と内湯がある。泉質はいずれも単純硫黄泉で、細かい湯の花が舞っている。硫化水素臭が強く、いかにも温泉らしい。

 露天風呂は端正な石張り。冬枯れの渓谷を望みながらの入浴となり、気温が低いためか、ややぬるい印象である。けれども、たとえば新緑の季節には、きっと爽快な気分で入浴できると思う。
 内湯はいわゆる岩風呂。こちらは十分すぎるほど熱い湯であった。露天・内湯ともに、非循環のかけ流しである。

 露天風呂と内湯の往来は、一旦服を着る必要があり、これが少々面倒。もと旅館だけあって、客室を改装した休憩室は立派なもの。ここでゴロゴロしてからの再入浴も可能である。

 村営の施設だが、接客にあたる従業員は非常に親切で、気持ちが良かった。

お気に入り指数:★★★★☆

施設DATA
温泉名 湯泉地温泉
施設名 滝の湯
施設の種別 日帰り入浴施設
所在地 奈良県吉野郡十津川村小原373番地の1(→地図)
電話番号 07466-2-0400
参考サイト 十津川村役場
十津川村観光協会
営業時間 10:00〜21:00(木曜日定休)
料金 大人:500円、子供:250円
無料の備品 ボディーソープ・シャンプー・鍵つきロッカー
浴場施設 内湯、露天風呂
駐車 可能
入浴日 2004年2月8日(日)
備考 休憩(休憩後の再入浴可能)


温泉DATA
源泉名 湯泉地温泉2号源泉
泉質 単純硫黄泉[アルカリ性-低張性-高温泉]
泉温 55.6℃
湧出量 36KL/h(動力)
知覚的試験 ---
pH値 ---
ラドン ---
密度 ---
蒸発残留物 ---
溶存物質総計(ガス性のものを除く) 0.254g/Kg
分析年月日 1996年12月3日
1Kg中の成分
      

陽イオン mg
ナトリウムイオン 66.39
カリウムイオン 1.72
マグネシウムイオン 0.05
カルシウムイオン 2.01
鉄イオン 0.02
マンガンイオン 0.003
リチウムイオン 0.06
ストロンチウムイオン 0.04
バリウムイオン 0.02
アルミニウムイオン 0.17
陽イオン合計 70.48
陰イオン mg
フッ素イオン 7.8
塩素イオン 5.8
硫化水素イオン 1.6
硫酸イオン 11.2
炭酸水素イオン 111.7
炭酸イオン 16.2
チオ硫酸イオン 3.2
リン酸イオン 1.8
陰イオン合計 159.3

非解離成分 mg
メタケイ酸 24.0
メタホウ酸 0.5
非解離成分合計 24.5
溶存ガス成分 mg
遊離二酸化炭素 検出せず
遊離硫化水素 検出せず
溶存ガス成分合計 ---

 


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制作:2004年2月8日 修正:2004年2月8日