奥津温泉　花美人の里

　大阪から中国道で2時間強、院庄ICをおりて国道179号線を人形峠方面へ。約20分で到着。まずは真新しい日帰り入浴施設でひと風呂浴びることにした。

　大規模な木造建物で、興津町特産の花を浮かべた"花風呂"がウリ。
　清潔かつ新しい施設で気持ちがいいが、お湯そのものはどうということはない感じ。
　温泉分析表によれば、溶存物質は約120mg/L。我が国の平均的な地下水(井戸水)の溶存物質は約160mg/Lらしいから(*1)、花美人の里のお湯は、単なる井戸水よりも純粋な"水"である。溶存物質の少ないアルカリ泉は、循環方式にすると、空気中の炭酸ガス(CO₂)の影響で限りなく中性に近づくという(*2)。

　予定では、このあと源泉かけ流しの温泉旅館を巡るつもりであったが、無情にも携帯電話が鳴った。職場からの緊急呼び出しで、何が何でも帰らないといけない。

　という訳で、鄙びた風情の奥津温泉の醍醐味は、次の機会までお預けである。