高山チャーシュー麺 700円(税込み)
もうすぐ日付が変わろうとする時刻なのに、券売機には行列ができていた。
中央道恵那峡SA(上り)の駐車場には、高速バスや貸切バスがずらりと並んでいる。夜行バスの主な顧客は、若い人たち。彼らはおう盛な食欲を満たすべく、バスの扉が開くと同時に、軽食コーナーに殺到したのである。
ここの名物は、高山ラーメン。恵那市でなぜ高山なのかというと、東海北陸道が開通する以前は、中津川から下呂・高山に向かうルートが一般的であったから。
高山ラーメンの定義はよくわからないが、細目の縮れ麺と魚介ダシが効いた醤油味スープが共通項のように思える。
奮発してチャーシュー麺にしたら、分厚いバラ肉のスライスが5枚も載っていた。よくある煮豚ではなく、ローストした本当の焼き豚である。コシのない麺とぬるいスープは所詮SAの軽食コーナーという印象だが、このチャーシューだけは旨かった。
2006.10.01制作