府道大阪高槻京都線沿いに最近できた店。店名の"美"は、"うまし"と読ませている。どうやらチェーン店のようだ。店名どおり、醤油系と塩系の2つのスープがウリ。白黒どっちにしようかと迷ったが、メニューの冒頭に書かれていた"黒"を注文してみた。
一人で店番をしているお兄ちゃんが調理し、運んできてくれた丼には、関東の日本蕎麦を思わせるどす黒いスープにごく細いストレート麺が沈んでいる。具はバラ肉のチャーシュー2切れとメンマ、少し多めの青ネギと至ってシンプル。わずかに豚の背油が浮いている。スープを飲んでみたが、醤油の匂いは思ったほど強くないようであった。
"トンコツギトギト"が主流の昨今、アッサリ系の珍しい店ではある。サイドメニューとして、"石焼きごはん"なるものが数種類あったが、食べている人がいなかったので詳細は不明だ。
試食を終え、100円硬貨6枚を手にレジに行ったら、勘定は603円だという。
店の壁面にも『らーめん580円』と大書きしてあり、低価格をアピールしているのだが、実はこれは税別の表示でちょっと騙された気がした。この世界では、税込み表示が一般的だからである。
もっとも、道路沿いにあふれる看板の多くは税別が普通で、したがって、決して不当表示にはあたらないのだが...。